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もしもししもしです。奈良の加圧トレーニング下司健太郎

奈良橿原・斑鳩の加圧パーソナルトレーナー下司健太郎が健康・ダイエット情報をお届け!

「チョコで脳若返り」裏づけ不十分で発表

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こんにちは。

奈良の加圧パーソナルトレーナー下司健太郎です。

 

ヤフーニュースに「チョコで脳若返り」裏付け不十分で発表という記事がありました。

headlines.yahoo.co.jp

 

チョコで脳が若返るという研究内容とは?

まずはチョコで脳が若返ると発表された実験の内容に関してざっくりとみてみましょう。

www.nikkei.com

 

株式会社明治と内閣府革新的研究開発推進プログラムの共同研究グループは、チョコレートによる脳の健康効果解明に関する研究を実施。

45~68歳の成人男女(男性15人、女性15人)に、高カカオチョコレート(カカオ分70%以上)を4週間摂取してもらいました。

実験の前後で脳の健康にどう変化が現れるのかを調査。

 

その結果、実験後は大脳皮質の量が増加したとのこと。

認知症によって大脳皮質の量が減少することが報告されており、認知症などの対策にも期待できるかもとのこと。

 

個人的見解

みんな大好きなチョコレートに関するニュースですよね。

実験に関して信憑性が高いかどうかを見るポイントをざっくりご紹介。

 

1.ヒトを対象として実験を行っているか?

人間を対象に行った実験かどうかというのがまず大切です。

今回の実験は成人男女30人を対象に行っているので大丈夫ですね。

当たり前じゃないのと思うかもしれませんが、意外とそうでもないんです。

某1日1食を推進している有名な先生は摂取エネルギーを減らすと長寿遺伝子が~って話をしていますが、あれもアカゲザルを使った実験であり、人を使った実験ではないので、人間の場合は結果が異なる可能性があります。

 

あと多いのがマウスなどを使った実験ですね。

最初にマウスを使って実験を行い、その後に人間を使って実験したりします。

マウス実験ので効果があったらか人に当てはまるかというとそうでもありませんよね。

 

もちろん倫理的に人を対象に実験を行うのが難しい場合もあるので、マウス実験は大切だとは思いますが、マウス実験で効果がありましたって言っても信憑性は下がります。*1

 

2.比較対象があるのか?

比較対象があるのかどうかも大切なポイントです。

今回の実験は30名にチョコレートを食べてもらってその変化を見ています。

比較対象がいないので信憑性は下がります。

叩かれまくっているのもこの辺りですよね。

 

チョコレートを食べるグループとは別に、「チョコレートを食べないグループ」とか「ホワイトチョコレートを食べるグループ」とか「チョコレートと同じ分だけ摂取エネルギーを増やしたグループ」とか、実験の内容によって比較対象がないと信憑性は下がります

 

実験するよーってことでドキドキしたから効果があったのかもしれません。

プラセボ効果ということで、チョコレートに見える和菓子を食べても効果があるかもしれません。

比較対象のグループがあるかどうかもチェックしたいところですね。

 

3.対象者の数が多いか?

実験に参加した人数が多いかどうかも大切なポイントです。

今回の実験は30人ということでかなり少ない数での実験です。

30人よりも1000人を使って実験して、1000人に効果があれば信憑性は高くなりますよね。

一度に大勢を行うのは難しいので、30件位の実験が世界中で50件位あれば合計1500名ほどになるので、これも信憑性が高くなります。

ただこの場合、人種や生活習慣の違いといった問題も出てきてしまいますが…。

 

とりあえずたくさんの人数を対象にした実験は信憑性が高くなりやすくなります

私がよく参考にしている国立がん研究センターの研究なんかは、数万人を数年単位で見ていくので、信頼できる情報かと思います。

最近の国立がん研究センターに関する記事はこちら↓ 

www.moshimoshishimoshi.com

 

もちろん人数が多くなればなるほど管理は難しくなるという問題はありますが、やっぱり人数が多いというのは大切です。

 

4.資金提供源はどこか?どこが行っている研究か?

研究を行うにもお金がかかります。

その研究資金がどこから出ているのかというのは非常に重要です。

 

今回の場合は、「明治と内閣府」による研究です。

思いっきりチョコレート最大手である明治が関係しています。

たくさん法人税を受け取っているであろう明治が関係しているのに、「チョコレートは健康に悪いので絶対に食べないようにしましょう!」なんてことは絶対に言えません。

むしろ売れた方が法人税も増えるので良いことばかりを言うはずです。

 

テレビ番組であれば、スポンサーがどこかってことですね。

スポンサーに付いてくれているのにそのスポンサーの商品はダメだと番組で話してしまうともうスポンサーになってくれなくなってしまいます。

テレビ会社にとっては死活問題になってしまいます。

 

またどこが行っている研究かも大切ですね。

自社で行った研究とか調査とか分析なんてのはアテになりません。

自分の会社の商品に対して、「実験を行ったら全然効果がなかったから買ってはダメですよー」なんて言うわけありません。

都合の良いところだけを抜き取って発表するはずです。

 

私の場合でも、運動を教える仕事をしているので「運動は身体に悪いので止めましょう!」なんて話をすることはありません。

「運動は身体に良いんでぜひやりましょう!」って話になります。

そりゃ運動する人が増えたら売上にも繋がるでしょうしね。

 

こういうのを「バイアスがかかる」って言います。

「下司のブログはバイアスがかかっているから参考にならない!」といった使い方をします。

ぜひ何かの実験結果を見る場合には、バイアスがかかっていないかどうかもチェックしてみてください。

 

あっ、このブログもバイアスがかかりまくっていますが、ぜひご覧ください。

 

 

参考文献

「チョコで脳若返り」裏づけ不十分で発表(フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース

 

明治、高カカオチョコレートの継続摂取による脳の若返り効果の可能性を確認 :日本経済新聞

 

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0433707_01.pdf

*1:ここでは動物実験なんてーっていう意見はおいといてくださいね。