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食事のパターンと健康の関係 欧米食で死亡リスク低下

 

普段の食生活が健康に関係するってことはみなさんご存知ですよね。

良い食生活をしていれば健康になれるとか、悪い食生活をしていたら病気になりやすいとか。

 

食べ物で言えば、

  • 野菜、海藻、果物、豆はしっかりと食べなさい
  • 肉、パン、マヨネーズ、バターといった欧米食はダメ
  • 玄米、魚、味噌汁といった一汁一菜が良い

といった感じでいろいろ言われたりしますよね。

 

テレビや雑誌なんかでも「●●を食べなさい」みたいな話は度々取り上げられますよね。

 

さて、めっちゃ健康的って感じの食事は当然身体に良いわけなんですが、めっちゃ欧米型の食事も意外と健康に良いようなんです。

 

食事パターンと死亡リスクを調査

国立がん研究センターの研究グループは、食事パターンと死亡リスクとの関連を調査しました。

対象となったのでは、日本国内10の保健所管内に住んでいる重大な疾患の既往歴のない45~74歳の81,720人(男性36,737人、女性44,983人)で、2012年までの約14.8年間の追跡調査を行いました。

 

アンケートによって134の食品及び飲料品の消費を調査し、以下の3つのグループに分けました。

 

  • 野菜、果物、芋類、大豆、きのこ、海藻、魚、緑茶などをよく摂る「健康型」
  • 肉類・加工肉、パン、果物ジュース、マヨネーズ、乳製品などをよく摂る「欧米型」
  • ご飯、味噌汁、漬物、魚介類などをよく摂る「伝統型」

 

ただし、1つの食事パターンだけを厳密に行う人は少ないので、どれくらい厳密に行っているかによって各グループをさらに4つに分けました。

健康型の食生活の人であれば、

  • 気持ちだけ健康型
  • それなりに健康型
  • なかなか健康型
  • めっちゃ健康型

みたいな感じですね。

 

調査結果は予想通り&予想外

「めっちゃ健康型食事パターン」の人は、「気持ちだけ健康型」の人に比べ、全死亡リスクが18%低下循環器疾患での死亡リスクが28%低下といった結果が出ました。

 

また、「めっちゃ欧米型の食事パターン」のて人は「気持ちだけ欧米型食事パターン」の人に比べ、全死亡リスク、がん死亡リスク、循環器疾患死亡リスクが低下する傾向が見られました。

 

ちなみに伝統型食事パターンと死亡リスクとの関連は見られなかったとのこと。

 

めっちゃ欧米型の食事でも意外と健康に良い

健康型食事パターンの人の死亡リスクが低下するのは予想通りですね。

上の記事では全死亡リスクと循環器疾患死亡リスクを挙げていますが、心疾患や脳血管疾患による死亡リスクも低下しています。

 

健康的な食事と言われている内容はやっぱり健康に良いってことですね。

普段の食生活によって明らかに健康でいられる可能性が高くなっています。

 

で、以外なのが欧米型食事パターンについてです。

「めっちゃ欧米型」の食生活って普通に考えたら健康に悪そうですよね。

アメリカ人の食生活なんかを想像すると分かりやすいかと思います。

 

ところが、「めっちゃ欧米型」の食生活の人も健康である傾向が見られたってことです。

統計的には「有意差あり」とまでは行かなくても、悪くなるという予想に反して健康になる傾向が見られたというのはちょっと驚きです。

 

「欧米の様な食生活は健康に悪いんだ!」

っていう意見は間違いっぽいですね。

 

コーヒーや乳製品がリスクを抑えた??

加工肉とかソフトドリンクの摂取も欧米型食事パターンに分類されるので、研究者も当初死亡リスクが上がるのではないかと予想してたようです。

研究者曰く、乳製品やコーヒーが健康のリスクが高くなるのを抑えたのではないかということです。

 

 

コーヒーが健康に良いことは他の研究でも報告されていますしね。

 

また、個人的には改めて確認させられたのが、「伝統型食事パターン」です。

ご飯、味噌汁、漬物、魚介類といった昔ながらの日本食といった内容です。

こういう食事は健康に良いってイメージをお持ちの方も多いですよね。

 

ところが、伝統型食事パターンは死亡リスクと関係ありませんでした。

健康型や欧米型に比べると質素な食事になるかと思いますが、質素な食事をしても健康になるわけでないようですね。

 

テレビなんかで食事の話題になると

「昔の日本人の食事が一番健康的なんだ!」

と力説する人がいらっしゃいますが、ただの思いこみで何の関係も無かったってことですね。

 

ちなみにこの論文を発表している国立がん研究センターの研究は、大勢の日本人を対象に長期間追跡調査を行っているので信憑性はかなり高いものです。

そのあたりの自称食事評論家よりかは間違いなく信頼できるでしょう。

 

イイトコどりの食事をしましょう! 

今回の報告で、野菜、果物、海藻、きのこ、魚なんかをしっかり食べると健康になれることが分かりました。

できる範囲で健康型食事パターンを目指せば健康な身体を維持できるかと思います。

 

また、欧米食事パターンのなかの、ソフトドリンクや加工肉といったものを食べすぎるとほぼ間違いなく健康に悪影響を及ぼします。

それらの摂取は控えつつ、健康に良いコーヒーを1日3杯くらい飲むようにしたり、乳製品を適度に食べるようにすると、欧米型食事の良いところだけを取り入れることができます。

 

「この食事パターンだけ!」ではなく、「良いとこ取り」をすればより良さそうですよね。

 

とりあえず、普段の食生活でも基本的には健康型食事パターンを目指しましょう。

健康食ばかりでは食事も楽しくなかったりしますので、欧米型食事パターンのいいところだけを取り入れ、食事も楽しみつつ健康にも良いようにすれば良いのではないでしょうか。

 

参考文献

食事パターンと死亡リスクとの関連について | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ

 

Dietary patterns and all-cause, cancer, and cardiovascular disease mortality in Japanese men and women: The Japan public health center-based prospe... - PubMed - NCBI