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奈良の加圧トレーナー下司健太郎の健康・ダイエット情報

関節リウマチの予防に効果的な食べ物・生活習慣について

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男性よりも女性に多い病気のひとつに

関節リウマチ

が挙げられます。

 

自己免疫疾患のひとつで、関節が腫れて痛みが出る病気です。

悪化すると関節が壊されて変形してしまう怖い病気のひとつです。

 

この記事ではそんな関節リウマチの予防や症状の改善に関して書いています。

特に女性はぜひご覧ください。

 

 

 

魚の摂取と関節リウマチの症状の関係を調査

米国ハーバード大学のTedeschiらの研究グループは、魚の摂取と関節リウマチの炎症活動の関係を調べました。*1 

調査は関節リウマチ患者176人を対象に

  • 週2回以上魚を食べるグループ
  • 週に1回魚を食べるグループ
  • 月に1回以上週に1回未満で魚を食べるグループ
  • 月に1回未満で魚を食べるグループ

という感じで魚を食べる頻度で4つのグループに分けて分析を行いました。

魚をよく食べる、週1回くらいは食べる、たまに食べる、ほとんど食べないといった感じの分け方ですね。

 

結果 

調査の結果、週2回以上魚を食べている人は、月に1回未満の人に比べるとリウマチによる関節の炎症が抑えられたということです。

炎症が抑えられるということは痛みが軽減されるということ。

痛みが抑えられるというのは非常に大きな効果と言えるのではないでしょうか。

 

魚の摂取と関節リウマチ発症の関係について調査

魚をよく食べるとリウマチの症状が緩和されるという報告でしたが、魚の摂取とリウマチ発症の関係についてはよくわかっていませんでした。

そこで、スウェーデン・ストックホルムの環境医学研究所のDi Giuseppeらは、魚の摂取と関節リウマチのリスクとの関係を調べました。*2

研究は2013年までに発表された魚と関節リウマチに関係する7つの研究、延べ174,701人、3,346人の患者を対象に魚の摂取が関節リウマチ発症にどう影響を及ぼすのかを調べました。

 

結果

調査の結果、全く魚を食べない人に比べ、魚を週に3回食べる人は関節リウマチ発症が20~24%少なくなりました。

また、魚をよく食べると関節リウマチの発症が少なくなり、魚を週に1回増やすごとに関節リウマチ発症が4%少なくなりました。

 

魚を食べると関節リウマチの症状が緩和されるだけでなく、関節リウマチ自体になりにくくなるということですね。

もちろん痛みを減らすよりも予防することの方が大切なので、関節リウマチ予防のためにも魚をしっかり食べた方が良いでしょう。

 

喫煙・禁煙とリウマチ発症の関係について調査

魚を食べると関節リウマチの予防に効果があるという結果でした。

ただ、関節リウマチ発症には他にも関係の見られる生活習慣があります。

魚の摂取以外の生活習慣も見てみましょう。

 

ということで、先述紹介した研究グループと同じスウェーデン・ストックホルムの環境医学研究所のDi Giuseppeらは、タバコと関節リウマチ発症の関係について調査を行いました。*3

2003年から2010年までの7年間、54~89歳の女性34,101人を対象にタバコと関節リウマチの関係について調べました。

 

結果

調査の結果、タバコを全く吸わない人に比べ、1日に1~7本のタバコを吸う人は関節リウマチに2.31倍なりやすいということがわかりました。

また、1年間に1~5箱程度といった非常に軽い喫煙であっても関節リウマチに1.72倍なりやすいことがわかりました。

さらに喫煙期間が長いほど関節リウマチになりやすくなり、40年以上の喫煙歴で2.33倍、1~25年の喫煙歴でも1.6倍関節リウマチになりやすくなるようです。

 

さらにさらにタバコを止めるとわずかに関節リウマチになりにくくはなるようですが(統計的に有意差がないくらいの若干の低下)、タバコを止めて15年経ってもタバコを吸わない人と比べたら関節リウマチになりやすい状態が続きました。

比較的若い時(41歳までに)にタバコを止めたという場合でも関節リウマチにはなりやすいままであることも分かりました。

 

タバコと関節リウマチに関する結論

どう考えてもタバコは関節リウマチに悪いということですね。

 

年間に1箱という極々わずかな喫煙でも関節リウマチになりやすくなります。

日本で売られているタバコであれば1箱20本入りなので、月に1~2本のタバコでもダメってことになります。

 

これは極端な結果と言えるかもしれませんが、他の研究でも年間10箱未満の喫煙であっても関節リウマチに1.26倍なりやすくなったという報告もあるので、ちょっとだけタバコを吸うということでも良くなさそうです。*4

しかも禁煙したところで若干関節リウマチになりにくくはなるものの、タバコを全く吸わない人と同じようにはならないということです。

 

関節リウマチのことを考えれば、そもそも女性はタバコを吸ってはダメってことになります。

今までタバコを吸っていないって方はそのまま吸わないようにしましょう。

 

身体活動とリウマチ発症の関係について調査

運動が身体に良いことはいろんな研究で明らかになっていますが、意外にも運動と関節リウマチの関係についてはほとんど調査が行われていませんでした。

とうことで、またまた同じスウェーデン・ストックホルムの環境医学研究所のDi Giuseppeらが、身体活動と関節リウマチの関係について調査を行いました。*5

研究は、2003年から2010年までの7年間、1914年から1948年生まれの女性30,112人を対象に身体活動と関節リウマチ発症の関係について調査を行いました。

 

結果

毎日の身体活動で関節リウマチになりにくくなることがわかりました。

特に毎日20分程度ウォーキングや自転車に乗るなどして身体を動かしていたり、週に1時間以上の運動を行う人は関節リウマチに35%なりにくくなりました。

逆に身体を動かさないと関節リウマチになりやすくなり、毎日2時間以上テレビを見ている人は1.27倍関節リウマチになりやすくなるようです。

 

運動という形でなくても、家事をしたり、庭をいじったり、仕事で立っていることが多かったりといったことでも明らかに関節リウマチになりにくくなることがわかりました。

 

とにかくなんでも良いから身体を動かせってことですね。

関節リウマチの予防に効果があることに加え、肥満の予防とか血管の健康にも役立つので、身体を動かすことは非常に大切です。

ぜひ身体を動かしましょう。

 

お酒と関節リウマチ発症の関係を調査

適度にお酒を飲むと健康に良いことが知られていますが、量が過ぎると免疫機能などに影響を及ぼすことも明らかになっています。

関節リウマチは自己免疫疾患のひとつなので、お酒と関節リウマチにも関係があることが考えられます。

 

ということで、お馴染みのスウェーデン・ストックホルムの環境医学研究所のDi Giuseppeらが、アルコールの摂取と関節リウマチの関係について調査を行いました。*6

調査は1914年から1948年生まれの女性34,141名を、2003年1月1日から2009年12月31日までの6年間追跡しました。

 

結果

調査の結果、適度な飲酒が関節リウマチ発症リスクを下げることがわかりました。

お酒をほとんど飲まない女性に比べ、週に4杯以上お酒を飲む女性は関節リウマチに37%なりにくくなることがわかりました。

お酒の種類はビールでもワインでもその他のお酒でも効果はあったようです。

また、週3杯以上のお酒を飲む習慣(10年以上)のある女性は、関節リウマチのなりやすさが約半分になりました。

 

適度な飲酒が関節リウマチを予防したということですね。

他の研究でも軽い飲酒~適度な飲酒が関節リウマチの予防に効果があったということなので、ほぼ間違いないでしょう。*7

 

お酒が全くダメって方は無理に飲む必要はありませんが、お酒が好きな方は普段から適度に飲むようにすると良さそうです。

もちろんですが、飲み過ぎは健康に物凄く悪いです。

あくまで適度にお召し上がりください。

 

あとがき

関節リウマチに良い食べ物、生活習慣についてご紹介しました。

関節リウマチは女性に多い病気で、一度なってしまうと治ることはありません。

ならないように予防することが大切な病気なので、ぜひ参考にしてみてください。

 

参考文献