もしもししもしです。

奈良の加圧パーソナルトレーナー下司健太郎が健康・ダイエットの豆知識を紹介

ランニングシューズを選ぶ最も重要なポイント1つ

f:id:shimoshi-kentaro:20171111065905j:plain

記事要約

  • ランニングシューズは履き心地で選びなさい
  • 履き心地が良いと怪我が減る
  • 履き心地が良いとパフォーマンスが上がる

 

ランニングシューズを選ぶのって難しい

こんにちは。

奈良の加圧パーソナルトレーナー下司健太郎です。

 

近年のマラソン・ランニングブームに伴い、ランニングシューズを買う方が増えているようです。

ランニングシューズと一言で言っても、様々なメーカーから様々な機能を謳ったランニングシューズが発売されているので、どれを選んだら良いか悩む方も多いのではないでしょうか。

そんな方は、履き心地でランニングシューズを選ぶようにしましょう

 

シューズと怪我の関係を調査

カナダのカルガリー大学の研究グループは、シューズと怪我との関係について研究を行いました。*1

調べた内容として

過去40年間のランニング障害の変化

スポーツシューズとランニング障害との関係

先行研究の分析

好ましいランニングフォーム

履き心地

などなど、いろいろと過去の研究を調べ直したようです。

 

ランニング障害発生率は変わっていない

1970年代からのランニング障害に関するデータをまとめたら、障害の発生率は大きなバラつきが見られるものの、全体的には障害頻度に傾向は見られなかったとのこと。

ランニングで怪我をする確率は変わっていないってことですね。

40年の間にシューズも変化していますし、走る人も変わっているにもかかわらず、別に怪我が増えたってわけではないようです。

 

ちなみに1970年代のランナーは75%が男性で、タイムを追い求めるランナーばかりだったとのこと。

対する現代は、ランナーの54%が女性で、ほとんどのランナーはタイムを追い求めるというよりもレクリエーションとして行なっていて、一部の人はダイエットのために走っているって感じのようです。

 

こんな感じでシューズの性能も走る人も走る目的も変わったにもかかわらず、ランニング障害の頻度は変わらないということです。

 

シューズとランニング障害の関係

ランニングシューズと怪我との関係に関して調べた研究はそれほど多くはないようですが、いくつかの研究で関係のないことが報告されています。

 

足首の安定性の高いシューズと怪我の関係はなし

アメリカの整形外科医が行なった研究によると、大学バスケットボール選手230人(男性141人、女性89人、平均年齢20.2歳)を対象に、シューズの足首部分の安定性と足首の捻挫の関係を調べました。*2

その結果、シューズの足首部分の安定性と足首の捻挫の発生率には関係が見られなかったとのこと。

 

足首部分がしっかりしていると捻挫が減りそうですが、どうやら気のせいだったようです。

 

クッション性の違いと怪我には関係がなし

ドイツのルクセンブルクで行われた研究によると、247人のランナーを対象に、クッション性が高いシューズと、クッション性が低く固いシューズを履いてもらい、5ヶ月間追跡調査を行ないました。*3

その結果、クッション性の違いと怪我のリスクには関係が見られなかったとのこと。

 

クッション性の高いシューズの方が関節の負担が少なく済んで良さそうですが、これも意外と関係がないようです。

 

裸足に近いタイプのシューズは怪我増加

最近では、裸足に近い感覚というソールが極端に薄いシューズもあります。

履き心地が良いシューズとは言えませんが、裸足に近いのが良いとのこと。

99人のランナーを対象にそういったシューズと怪我の関係を調べたところ、むしろ怪我が増えたという報告もあります。*4

 

裸足の感覚に近いシューズとか、むしろ裸足でランニングをするのが良いとか言われますが、怪我に関しては逆効果のようですね。

選ぶのは好みもありますが、むやみにオススメするのは考えないといかませんね。

 

快適と感じたインソールが怪我を減らした

カナダのカルガリー大学の研究では、206人の軍人を対象にインソールと怪我の関係を調べました。*5

いくつかのインソールの中から最も快適と感じるインソールを使用したところ、インソールを使わなかったグループに比べ、快適なインソールを使用したグループは怪我のリスクが減少したとのこと。

インソールの特徴にはいろいろ違いがあったようですが、快適と感じたインソールは、個々の足の形状を解剖学的に分析して最適とされたインソールとほとんど同じだったようです。

 

足の裏の感覚というのは物凄く鋭いってことですね。

この実験ではインソールですが、シューズも同様でしょう。

足裏の鋭い感覚を基にシューズを選ぶのが良さそうです。

 

足のアーチの形状でシューズを選ぶのは意味なし

アメリカ軍の新兵、米軍(男性2,168人、女性951人)、空軍(1,955人、女性718人)、海軍(男性840人、女性571人)を対象に、足のアーチの形状を分析。

アーチの形状を元に選ぶシューズと怪我との関係を調べました。*6

  • 動きをサポートするシューズ
  • 安定性を高めるシューズ
  • クッション性の高いシューズ
  • アーチに関係のない普通のシューズ

以上の4つのグループに分け、怪我の発生率を調べました。

その結果、どのグループも怪我のリスクにほとんど差は見られなかったとのこと。

アーチの高さを基にシューズを選ぶのは意味がないってことですね。

 

いろんなメーカーからいろんな機能を謳ったランニングシューズが出ていますが、そんなに気にしなくて良いようです。

 

快適なシューズは有酸素能力を高める

カナダのカルガリー大学が行なった研究では、履き心地とスポーツパフォーマンスについて調べました。*7

13人の男性に5つの靴の中から一番快適なシューズを選んで走ってもらったところ、ランニングフォームが改善され、ランニングエコノミー(走る時の燃費の良さ)が平均0.7%改善したとのことです。

快適なシューズを選ぶと自然とランニングフォームが良くなるってことですね。

ランニングフォームにも個人差があるので、一概にこのフォームが最適とは言えません。

ただ、快適なシューズを選ぶことで自然とその人に合ったフォームに近づくようです。

 

ランニングエコノミー0.7%改善って大きな変化ですからね。

ランニングエコノミーっていうのはランナーの間では重要な要素のひとつです。

快適なシューズを履くだけでこの変化は魅力的です。

 

まとめ

靴と怪我に関する過去に行われた研究を調べたところ、

  • ランニングによる怪我の頻度はこの40年間変化なし
  • シューズの機能と怪我の関係はなし
  • 履き心地が良いと怪我のリスクが減少
  • 履き心地が良いと自然とフォームが良くなる

ということのようです。

 

シューズを選ぶ時には

履き心地で選ぶ!

ってことが大切なようですね。

ランニングシューズ選びに迷われている方はぜひ履き心地で選んでみてください。

 

あとがき

私も仕事上、

「どんな靴を選べば良いですか?」

なんて質問を受けることがあります。

これからは、

「履き心地で選びましょう」

ってお答えすることができますね。

 

今回はランニングシューズを選ぶ方法ってことで紹介していますが、ウォーキングシューズやフィットネスシューズでも同じことが言えるでしょう。

それらのシューズを選ぶ時にもぜひ参考にしてみてください。

 

まあ、他にも”デザイン”って要素があるので、履き心地だけで選べないって人もいるでしょう。

「オシャレは我慢です!」

って女の友人にドヤ顔で言われたこともあるので、

見た目>機能性

って方もいらっしゃるでしょう。

特に女性にとっては見た目も無視できない要素ですね。

 

「月に200キロ走っています!」

って感じでバリバリでランニングをしている人以外であれば、ある程度見た目を重視しても良いかもしれません。

そんな方は、見た目の良さが許容範囲内で一番履き心地の良いシューズを選んでみてはいかがでしょうか。

 

参考文献