脳機能

朝30分の運動でその後8時間脳機能が向上する

朝30分の運動で 脳機能が改善する

西オーストラリア大学の研究者らによると、朝30分間の中強度の運動によってその後8時間に渡って脳の働きが改善するようです。

 

今回はそんな朝の運動と脳の働きについて調べた研究を紹介します。

朝の運動と脳の働き

西オーストラリア大学などの研究者らが高齢者の認知能力に対する運動の影響について調査を行いました。*1

実験は55~80歳(平均67歳)の太り気味の高齢者67人を対象にして行われました。

対象者を

  • 座りっぱなし(8時間座位)
  • 運動をする(1時間座位→30分運動→6.5時間座位)
  • 運動+こまめに運動(1時間座位→30分運動→30分座位ごとに3分運動)

以上の条件で注意力やワーキングメモリーを調べるテストや記憶に重要な脳由来神経栄養因子(BDNF)などの量を調べました。

 

座りっぱなしは文字通り8時間座りっぱなしです。

1時間の運動は午前中に中強度のウォーキングを実施。

3分間の運動は軽く歩くだけです。

 

結果:午前中の運動は脳に良い

実験の結果、午前中に運動を行った2つのグループはそのご8時間に渡って脳機能が改善(BDNFの量が増加)しました。

午前中にしっかりとした運動を行うことで1日を通して頭の働きが良くなるということですね。

 

午前中の運動で脳の働きが明らかに良くなるわけですが、やっぱり座りっぱなしになると徐々に働きが悪くなってしまうようです。

30分ごとに立ち上がって3分間歩くだけで脳機能の維持に役立つようです。

 

 

今回紹介した研究は高齢者を対象としたものでしたが、それ以外の人にとっても有効でしょう。

朝30分間の運動が良いということで、仕事の前に運動をすると良いでしょう。

最近は24時間オープンしているスポーツクラブも増えてきているので、出勤前にサクッとトレーニングを行うのも良いのではないでしょうか。

 

あと、個人的にオススメなのが自転車通勤です。

あっ、通勤と言いましたが通学でも構いません。

 

30分かけて自転車で通勤すればそれだけで脳の働きが良くなり、出勤直後からバリバリ働けること間違いありません。

職場が遠くて電車に乗らないとダメって人は、自転車で一駅先まで行き、そこから電車に乗って出勤するという方法も良いでしょう。

 

オフィスワークで座っていることが多い方や学生なんかは朝の運動を取り入れると良いでしょう。

 

それと併せて30分に1回椅子から立ち上がってトイレにでも行くと良いでしょう。

まあ仕事にしても学業にしても30分に1回立ち上がるというのは難しいかと思いますが、できるだけ座りっぱなし状態にならないように意識すると良いでしょう。

 

学生は試験勉強、受験勉強などで長時間机にかじりついていたりしますが、できるだけこまめに休憩を挟むようにした方が長い目で見ると良い結果に繋がるのではないでしょうか。

 

まとめ

今回の内容をまとめましょう

まとめ
  • 座りっぱなしで脳の働きは悪くなる
  • 朝に30分間中強度の運動をするとその後8時間脳の働きが良くなる
  • 30分に1回3分程度歩くだけで脳の働きを維持できる

といった感じでしょうか。

 

少しでも頭の働きを良くしたいって方は午前中に30分間の運動を取り入れてみてください。

それと併せて30分に1回立ち上がって少し歩くようにしましょう。

それによって作業効率はグッと上がることでしょう。

ぜひお試しください。

 

参考文献

*1:Michael J Wheeler (2019) Distinct effects of acute exercise and breaks in sitting on working memory and executive function in older adults: a three-arm, randomised cross-over trial to evaluate the effects of exercise with and without breaks in sitting on cognition

関連記事