スポーツパフォーマンス

朝食を抜くと午後の運動パフォーマンスが低下する

朝食を食べないと 午後の運動パフォーマンスが 低下する
  • 朝は食欲がないから
  • 朝はギリギリまで寝ていたいから

そんな理由で朝食を食べないって方もいらっしゃるでしょう。

 

部活などでスポーツをしているというのであれば、朝食は必ず食べましょう。

実は、朝食を抜いてしまうことで午後の運動パフォーマンスが低下していまうんです。

今回は朝食を抜くことで午後の運動パフォーマンスに影響したという研究を紹介致します。

 

朝食なし vs 朝食あり ボート競技のパフォーマンスを比較

朝食を抜くとどれくらパフォーマンスに影響するのか。

英国・スウォンジー大学の研究者らは、朝食を食べた場合と朝食を抜いた場合で昼からの運動パフォーマンスに差が出るのかを調べています。*1

実験は平均年齢21歳のボート競の選手10名(男性2名、女性8名)を対象に行われました。

参加者に

  • 朝食を食べた場合(9時までに平均831kcalの朝食)
  • 朝食を抜いた場合(12時まで何も食べない)

という条件で16:30~18:00の間に2000mローイングのタイムを測定しました。

ちなみにどちらの条件も昼食は自由に食べてもらっています。

 

結果

さて、実験の結果を見てみましょう。

まずは朝食をどれくらい食べたのか比べた結果を見てみます。

 

昼食の摂取カロリーは朝食を食べた場合よりも朝食を抜いた場合の方が多くなりました。(836kcal vs 1,236kcal)

これはまあ当然ですね。

朝食を抜いてお腹が空いているので昼食はたくさん食べたというだけです。

しっかりとお昼ご飯を食べてから夕方にタイムトライアルを行ったわけですね。

 

さて、肝心の2000mローイングの結果も見てみましょう。

2000mローイングのタイムですが、朝食ありに比べて朝食なしの方がタイムが遅いという結果となりました。(465.7秒 vs 469.2秒)

3秒ちょっとの差ですが、競技で考えれば大きな差と言えるでしょう。

 

また、主観的な苦しさに関しても、朝食ありに比べて朝食なしの方が強いことがわかりました。(RPE 16.7 vs 17.8)

朝食を抜いたほうがタイムトライアル中の苦しさが強かったというわけですね。

 

朝食を抜くと夕方の運動パフォーマンスが低下する

これらをざっくりまとめると、

朝食を抜くと夕方の運動パフォーマンスが低下する

という感じでしょう。

 

この研究では16:30~18:00という夕方にテストしています。

これに当てはまりそうなのが学生です。

学生スポーツのほとんどは授業が終わってから行われています。

朝食を抜いてしまうといくら昼食でたくさん食べたとしても部活の時にはパフォーマンスが低下してしまうと言えるでしょう。

 

若い学生はつい夜更かしして朝起きるのが遅くなってしまいがちです。

起床時間が遅いと朝食を抜いてしまうこともあるかと思いますが、部活をしているなら朝食は必ず食べた方が良いと言えるでしょう。

 

どうしても食欲がない、時間がないというのであれば、せめてオレンジジュースとプロテインだけでも摂ってから家を出るようにしましょう。

それで十分とは言えませんが、何も食べないよりかは幾分マシでしょう。

 

とりあえず、スポーツをしているのであれば朝食は何かしら必ず摂るようにしましょう。

 

参考文献

*1:Cornford E, Metcalfe R (2019) Omission of carbohydrate-rich breakfast impairs evening 2000-m rowing time trial performance.

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