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【悲報】認知症予防にはビールは1日135mlが有効 健康に良いお酒の量とは?

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お酒はお好きですか?

嗜好品として世界中で飲まれているお酒。

 

歴史も古く

最古の酒とされている蜂蜜酒(ミード)は農耕が始まる以前から存在し、およそ1万4千年前に狩人がクマなどに荒らされて破損した蜂の巣に溜まっている雨水を飲んだことが始まりとされている。

酒 - Wikipedia

お酒はむかーしむかしから飲まれているようです。

 

お酒を飲むことでコミュニケーションを円滑にしたり、ストレスの解消になったりと役立つこともあります。

昔から酒は百薬の長なんて言われたりしますね。

適度な飲酒が健康に良いという報告もあります。

毎日の晩酌は欠かせないって方もいらっしゃることでしょう。

 

さて、そんなお酒に関してですが、健康に良いお酒の量はどれくらいなのでしょうか? 

  

アルコールと認知症に関するたくさんの研究を再解析

中国海洋大学(山東省)の研究グループは、これまで世界中で行われた飲酒量と認知症発症との関係を調べた研究20件を解析調査しました。*1

個々の研究結果を見るより、たくさん集めて解析した方が確かな情報が得られやすいってことですね。

 

解析した研究の内容は

  • 全認知症4,586例を含む約7万3千人2を調査した11件の試験
  • アルツハイマー型認知症1,267例を含む約5万3千人を調査した5件の試験
  • 血管性認知症542例を含む約5万人を調査した4件の試験

以上20件の試験データを解析しました。

 

解析の結果、大量の飲酒は全認知症の発症リスクが増加する傾向が認められました。

お酒の飲み過ぎが健康に悪いというのは周知の事実ですし、認知症発症リスクが高まるのは当然のことだと思われます。

これはまあ予想通りの結果です。

 

少量のアルコールは認知症予防に効果的だが…

一方、少量の飲酒の場合、全認知症の発症リスクが低減していたとのこと。

これは嬉しい報告です。 

お酒は健康に良いと言いますが、認知症予防にも役立つということですね。

 

が、アルコールの量として、純アルコール換算で1日あたり12.5グラムまで。

ビールの場合350ml缶8分目まで

近年流行りのストロング系チューハイなら350mlの缶4分目までです。

 

この発表は非常に残念です。

思っていた以上に少ない量でないと認知症予防に効果はないようです。

晩酌として缶ビール1本飲むのもNGということですね。

 

まだ終わりではありません。

さらに残念な報告は続きます。

 

認知症リスク低減に最も効果があるのはビール135ml

最も認知症リスク低減効果があったのは純アルコール換算で1日あたり6グラム

  • ビールは135mlです。
  • 日本酒なら1~2
  • ストロングチューハイなら70ml

 

飲んだ気にもならない量ですね。

晩酌なんてしたら一瞬でオーバーしてしまいます。

日本酒1口なんか飲まないほうがマシと言える量かと思います。

 

ちなみに1日あたりのアルコール量が38グラムを超えると、全認知症リスクが明らかに増加

また、飲酒による影響は60歳未満の中高年層で大きかったとのこと。

 

中年のおじさんが会社帰りに一杯引っ掛けて帰るのはよくありますよね。

仕事のストレス解消のためでしょう。

しかし、認知症を考えると完全にアウトってことになります。

 

アルコールが認知症最大のリスクである

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アルコールと認知症に関する研究はまだあります。

パリ大学のMichaëlSchwarzingerらの研究グループは65歳未満の人を対象に、アルコールの摂取と若年性認知症の関係を調べました。*2

その結果、アルコールが認知症最大のリスクであることが分かりました。

 

2008年から2013年の5年間に若年性認知症患者57,353例のうち、40%弱がアルコール依存症、アルコール使用障害だったとのことです。

リスクで言えば女性で3.34、男性で3.36も高くなることが分かりました。

 

研究者曰く、

「アルコール依存症は全てのタイプの認知症、特に若年性認知症の最大の危険因子であり、飲酒に関する定期的な調査と介入・治療が必要だ」

とのこと。

 

適度な飲酒習慣と糖尿病の関係

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認知症予防にお酒はまず効果がないことがわかりました。

それ以外の病気に関してはどうでしょう。

 

南デンマーク大学のHolstらの研究グループは、デンマーク人を対象に飲酒と糖尿病リスクの関係について調査を行っています。*3

調査の対象となったのは18歳以上の男女70,551人(男性28,704人、女性41,847人)。

平均4.9年間追跡調査を実施し、飲酒と2型糖尿病との関連を調べました。

 

適度な飲酒が糖尿病を予防

4.9年間の追跡の結果、

  • 男性は週に14杯のお酒で2型糖尿病リスクが43%減少
  • 女性は週に9杯のお酒で2型糖尿病リスクが58%減少

という結果が見られました。

 

また、飲酒頻度は週に3~4日が良いことがわかりました。

週に3~4日の飲酒によって糖尿病のリスクが男性で27%女性で32%低くなりました。

 

まとめると、週に3~4日、男性は3~4杯、女性は2~3杯のお酒を飲むと良さそうです。

 

お酒と日本人の主要死因との関係を調査

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先述の研究はデンマーク人を対象にしたものなので日本人には当てはまらないかと思うかもしれませんが、日本人を対象とした研究でも適度な飲酒の健康効果が認められています。

 

国立がん研究センターの研究グループは、飲酒及び飲酒パターンと日本人の主要死因である”がん”・”心疾患”・”脳血管疾患”・”呼吸器疾患”・”外因死”との関係を調査しました。*4*5

日本各地に住んでいて、がんや循環器疾患の既往歴のない40~69歳の男女約10万人を1990年から2011年まで追跡調査を行い、得られたデータから解析を行いました。

 

適度なお酒で死亡リスク低下

調査の結果、男性の場合は全くお酒を飲まない人に比べ、たまに飲む~週に499g(ビール大瓶約21本)のお酒を飲む人の全死亡リスクが低下しました。

逆に週600g以上(ビール大瓶約28本以上)のお酒を飲む人の死亡リスクは明らかに上昇しました。

 

女性の場合は全くお酒の飲まない人に比べ、たまに飲む~週に149g(ビール大瓶約7本)のお酒を飲む人の全死亡リスクが低下しました。

逆に週450g以上(ビール大瓶約21本以上)のお酒を飲む人の死亡リスクは明らかに上昇しました。

 

休肝日を設けると死亡リスクが低下

また、週に1日以上お酒を飲む人だけを対象に休肝日の有無と死亡リスクとの関係を調べました。

 

その結果、男性の場合、”週に1~2日の休肝日を取る”かつ”飲酒量が週150g未満(ビール大瓶約7本未満)”の人の全死亡リスクが低下していました。

また、週に1~2日の休肝日を取ると、飲酒量にかかわらず”がん”や”脳血管疾患”による死亡リスクが低下していました。

ちなみに女性の場合は休肝日と死亡リスクに関係が見られませんでした。

 

量を減らすか休肝日を作るか?

お酒が好きな方によく聞かれる質問として

”1度に飲む量を減らす方が良いのか、休肝日を設けた方が良いのか”

というものがあります。

”飲む量を減らして休肝日も設ける”というのが最善の答えではあるんですが、今回の研究を参考にするのであれば、一度に飲む量を減らす方が効果的とのことです。

 

飲む量も全体的に見れば、男性はビール大瓶2本まで、女性はビール大瓶1本までが良さそうです。

ちなみにビール大瓶1本で633mlとのことなので、男性は500mlを2本まで、女性で1本までにしておけばセーフってことになります。

 

まとめ

お酒は認知症予防に効果はなし。

むしろ認知症のリスクを高めてしまいます。

 

認知症以外の健康効果に対してはお酒が効果的です。

もちろん飲み過ぎはNGです。

休館日を設けるか、一度に飲む量を減らすか問題に関しては、一度に飲む量を減らす方が効果的です。

 

適度な飲酒は健康に役立つことが多いようです。

認知症予防のためには運動など他のことに期待することにしましょう。

 

ちなみにお酒が苦手な方は無理に飲む必要はありません。

お酒が飲めない方は飲まないほうが健康に良いので、お酒が健康に良いという話はお酒が飲める人に限ってです。

 

百薬の長であるお酒。

健康のためにお酒を適度に楽しみましょう。

 

 

参考文献