こんにちは。
奈良の加圧パーソナルトレーナー下司健太郎です。
私の趣味は将棋です。
2015年の1月から始めたのでまだまだ歴は短いのですが、随分とハマっております。
ちなみに将棋ウォーズ1級で、なかなか初段に上がれずにおります。
どっちかというと居飛車党。
右玉が好きなんですけど、これじゃいかんと思って居飛車の勉強を始めました。
2017年11月に将棋ウォーズ初段に昇段致しました。
最近は振り飛車の基本である四間飛車を試しております。
他にもこんな将棋の記事を書いてみました。
さて、将棋の魅力は相手との読みの勝負です。
終盤ギリギリのやり取りはまさに手に汗握るといった状態です。
そんな魅力とは別に、今注目されていることがあります。
将棋めし
です。
盤を挟んで真剣勝負に挑んでいる棋士達のひと時の休息と言える時間が食事休憩の時間です。
その食事休憩時に何を食べるのかが最近注目されています。
将棋めしにフォーカスしたコミックまで出ています。
将棋がわからなくても凄く面白い本です。
2巻まで出ているんですが、3巻の発売が待ち遠しいです。
さてそんな”将棋めし”ですが、パーソナルトレーナーとしては気になるところも見られましたのでツッコミを入れつつ見てみたいと思います。
定食に餅追加は疑問手
将棋会館は関西と関東の2箇所に建っています。
関東の将棋会館では昼食メニューとして、そば屋さんの「肉豆腐定食餅追加」というメニューが最近の流行り(?)とのこと。
さて、脳は糖質を使うので糖質たっぷりの餅を追加するのは理にかなっているように思えます。
しかし、休憩時間の短い昼食時には疑問手(将棋用語)です。
糖質を摂り過ぎると血糖値が急上昇します。
特に白米や餅は血糖値上昇の早い食べ物に挙げられます。
身体は高い血糖値を元に戻そうとインスリンを分泌し、血糖値を下げます。
この血糖値の乱高下によって眠気が発生します。
眠気までいかなくとも脳の活動は低下します。
よって昼食に「餅を追加」してしまうのは疑問手と言わざるを得ません。
眠気を催したり脳の活動が低下してしまうのは棋士にとって死活問題です。
脳の活動低下により二歩を指してしまうかもしれません。
ゆっくりとよく噛んで食べることで血糖値の乱高下は多少抑えられますが、棋士の昼食時間は短く、どうしても早く食べることになってしまいます。
また糖質の過剰な摂取にするビタミンB1不足も気になるところ。
ビタミンB1は糖質をエネルギーとして使うために使われるビタミンです。
肉豆腐定食に入っている肉や豆腐にも含まれているものの十分とは言えません。
ここは食後のビタミンBサプリメントの摂取をオススメしたいところです。
ぜひ昼食は「肉豆腐定食餅追加なし」を時間が許す限りゆっくりと食べ、食後にビタミンBサプリを摂っておけば昼食後の対局も好手連発間違いなしです。
チョコレート2枚重ねで食べるのは悪手
バラエティー番組でも活躍中の某K九段の有名なエピソードに、「明●のミルクチョコレートを2枚重ねでバリバリと食べる」というものがあります。
ちなみに●治のチョコレートじゃないとダメで、他のメーカーはNGだそうです。
チョコレートにはGABAというアミノ酸が含まれており、精神をリラックスさせ落ち着かせる作用があります。
脳が興奮しては見える手も見えなくなってしまいますので、脳を落ち着かせるということでチョコレートはいい手だと思います。
しかし、ここでも血糖値の問題が出てきます。
明●のミルクチョコレートは1枚に糖質が28.5グラム含まれています。
2枚で56グラムを超えてきます。
これは確実に悪手(将棋用語)です。
先述の血糖値の乱高下に繋がります。
ただチョコレートの場合は簡単な対策があります。
高カカオチョコレートを食べることです。
高カカオチョコレートなら糖質は少なく、血糖値の乱高下は発生しません。
幸いなことに、明●にはカカオ95%のチョコレートが商品ラインアップにあります。
これなら糖質は1箱で8.1グラム。
2箱食べても16グラム強と抑えることができます。
これなら血糖値の乱高下もなくGABAの効果も得られるでしょう。
ただ非常に残念ながらカカオ95%チョコレートは板チョコではないので2枚重ねで食べることができません。
2枚重ねは諦めていただき、2箱一気食べで我慢すればおやつの後の対局も好手連発間違いありません。
カツカレー定跡は指し過ぎ
昼食の定番であるカレーライス。
どこで食べてもハズレが少ないので鉄板メニューと言えます。
某永世名人位獲得のM九段が指した必勝のカツカレー定跡が有名です。
「勝つカレー」ですね。
カレーに含まれる様々なスパイスが将棋に有効です。
・クルクミンは強い抗酸化作用があり、脳の働きを助け、健康を保つ効果があります。
・唐辛子に含まれるカプサイシンは交感神経を刺激し、脳の活動を高めてくれます。
・ガーリックはビタミンBとくっつくことで吸収を高めてくれます。
このようにカレーは棋士を助けてくれます。
ただし、カツカレーは指し過ぎ(将棋用語)です。
脂質、カロリーの過剰な摂取となってしまいます。
もちろん胃腸の負担になることで脳への血流量が減少。
昼食後の対局で悪手、疑問手を指してしまうかもしれません。
また、過剰なカロリー摂取によって長期的には体重が増加してしまう可能性が高くなります。
太ってしまうことによって長時間の姿勢の維持に影響が出てきてしまいます。
対局によっては深夜にまで及ぶことがあります。
太ることで正座やあぐらで長時間座っているのが辛くなってしまい、終盤戦でファンタを炸裂(将棋用語)させてしまうかもしれません。
個人的なことですが、振り飛車党の某F九段のファンタをいつも期待してしまいます。
うな重定跡は「松」は悪手、「竹」が好手、「梅」は緩手
棋士の人気の昼食にうな重があります。
「松」「竹」「梅」とあり、スタミナを付けるという意味でも「松」を頼む棋士も多いことでしょう。
うなぎにはビタミンが豊富に含まれており、頭の回転を支えるためにも大変良い食材です。
また不飽和脂肪酸をであるEPAやDHAも含み、脳の働きを助けてくれます。
しかし、うなぎには脂がたくさん乗っています。
この脂がうなぎの美味しさであるとも言えますが、あまり脂の多い食事は胃に対する負担が増えてしまいます。
昼食後も頭フル回転の棋士が胃に負担が掛かることで回転が鈍るというのはいけません。
うな重の「松」は鰻三枚乗せ、「竹」と「梅」は鰻二枚乗せらしいです。
胃に負担を掛ける「松」は悪手ということになります。
昼食後しばらくは頭の回転が悪いことでしょう。
選ぶなら「竹」か「梅」のどちらかです。
量が竹の方が多いようです。
量は控えめの方が良いかと思われますが、そんなことよりも見栄が重要です。
こっちが「梅」を頼んだのに相手が「竹」を頼むと負けた気分になります。
盤外戦に負けたままで午後の対局に望む訳にはいきません。
盤外戦は非常に重要です。
おやつのみかん大食い対決に負け、そのまま対局にも負けた故Y永世棋聖のようになってしまいます。
よって消極的な「梅」は緩手(将棋用語)と言えます。
ここでは手堅く「竹」を頼みましょう。
もし相手が見栄を張って「松」を頼んだ場合は、相手の悪手ということで食後の対局で咎めにいきましょう。
昼食後にはきっと悪手を指してくるはずです。
「竹」を頼めば対局も盤外戦も勝利間違いなしです。
まとめ
棋士の昼食を紹介しつつ、トレーナーとしてのツッコミをいれてみました。
アマチュアの方も将棋大会に参加の際には昼食に気をつけると午後の対局で良い結果が出るかもしれません。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
※注意
今回の記事は私の趣味がこうじて書いた記事であり、効果は保証致しかねます。