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味噌汁の塩分は血圧に影響を及ぼさない

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この記事では味噌と血圧の関係について書いています。

 

味噌汁で血圧が上昇する? 

日本食の代表「味噌汁」

実(具)としていろんな食材が使われ、定番の実から季節限定の実、地域限定の実まで様々です。

海外でも味噌スープ(miso soup)として飲まれることが増えてきたようです。

 

さて、1杯の味噌汁には1グラム強の塩分が含まれています。*1

そのため、血圧が気になるって方は、塩分を控えるために味噌汁を控えているって方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最近は「減塩味噌」なんかも増えていますので、それを選ぶって方も多いかもしれません。

 

そんな味噌汁ですが、九州で行われた研究によると、味噌汁を飲んでも血圧には影響しないとの報告があります。

 

味噌汁と血圧の関係を調査

九州病院のItoらの研究グループは、健康診断を受けた50~81歳の中高年者527人(平均年齢60.4歳、男性304人、女性223人)を対象に調査を行いました。*2

調査の内容は、味噌汁を飲む頻度が血圧や心拍数などにどのような影響を与えているのかを調べました。

 

調査の結果に基づき、味噌汁を飲む頻度によって以下の4つのグループに分けて調べてみました。

・週に1杯未満(105名)

・週に4杯未満(188名)

・週に7杯未満(177名)

・週に7杯以上(57名)

 

その結果、味噌汁を飲む頻度と血圧には関係が無かったとのことでした。

味噌の種類や主原料の違いによる影響もなかったようです。

地域によっては赤味噌を使ったり、白味噌を使ったり、合わせ味噌を使ったりすることもありますが、どの味噌でも心配ないようです。

 

また、味噌汁を飲む頻度が高いと心拍数が低くなったとのことでした。

心拍数と自律神経は大きく関係していて、過去に行われたマウスを使った実験によると、味噌汁によって自律神経バランスが改善されたとのこと。

味噌汁を飲むことで交感神経活動が低下し、心拍数の減少に繋がったのかもしれないとのことでした。

 

味噌と脳卒中・高血圧の関係を調査

広島大学のWatanabeらは味噌と高血圧・脳卒中の関係について調べています。 *3

実験では、血圧が高く脳卒中のリスクの高いマウスを対象に、

  • 食塩の少ない餌を食べるグループ(塩分0.3%)
  • 味噌で味付けした餌を食べるグループ(塩分2.8%)
  • 味噌と同じ食塩量の餌を食べるグループ(塩分2.8%)

以上の3つのグループに分けて、9週間観察を行いました。

 

その結果、塩分の多い餌を食べたマウスは血圧は上がりまくり、脳卒中を発症するなどの異常が見られたのに対し、味噌で味付けした餌を食べたマウスは食塩の少ない餌を食べたマウスと同程度の血圧に抑えられました。

しかも、脳卒中のリスクも食塩の少ない餌を食べたマウスと有意差は見られなかったということです。

 

味噌汁を飲んでも血圧には影響がない 

どちらの研究においても味噌に含まれる塩分は血圧に悪影響を及ぼさないということになります。 

他にも発酵大豆製品を食べることで高血圧のリスクが下がったという報告もあります。*4

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発酵大豆製品の代表としては「納豆」が挙げられますが、味噌も発酵大豆製品の一種です。

日本食の代表コンビである納豆と味噌汁を食べることで、高血圧が予防できるわけですね。

味噌汁と納豆は最強コンビってことですね。 

 

また、味噌が交感神経の活動を抑えることで血圧の上昇を抑えたという報告*5 や、腎臓の損傷を抑えることで血圧の上昇を抑えたという報告*6もあります。

減塩味噌と普通の味噌と比べても血圧の上昇に差はなかったという報告も。*7

ただ、塩分控えめの方が味覚は敏感になったようなので、多少は薄味の方が良いのかも知れません。

 

これらの結果から、味噌汁を飲んでも血圧には影響しないと言えそうです。

具をたくさん入れれば食物繊維もたくさん摂ることができ、腸内環境の正常化なんかも期待できます。

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血圧が気になるって方も安心して味噌汁を飲んでいただければと思います。 

  

参考文献