こんにちは。
奈良の加圧トレーニング下司健太郎です。
生活習慣病の一種である糖尿病。
非常に怖い病気で、酷くなると神経障害、網膜症、腎症といった合併症が発症します。*1
怖い三大合併症
血糖が高い状態が続くと手足といった末端の血行が悪くなり神経障害が起こります。
神経障害が起きると痺れや手足の感覚が鈍くなり、悪化すると壊疽を起こしてしまいます。
手足が腐って死ぬわけですね。
また血糖が高いと目への血行も悪化し、視力の低下が起こります。
悪化すると失明することになります。
失明の原因の上位に入ってくるのが、糖尿病の合併症である網膜症による失明です。*2
高血糖だとは血液を濾過してくれる腎臓のフィルターにダメージがきます。
長期になると腎臓が壊れてしまうので人工透析が必要となります。
ちなみに糖尿病による人工透析後の平均寿命ですが、だいたい5年と言われています。*3
人工透析が必要となるまで糖尿病が悪化すると5年ほどで死ぬことが多いってことですね。
糖尿病ランキング
毎年厚生労働省が発表している平成28年人口動態統計月報年計(概数)の概況。*4
その中に人口10万人あたり何人が糖尿病でなくなっているかという指標があります。*5
ワースト1位は青森県で、人口10万人あたり17.0人で、全国平均10.8人を大幅に上回る結果となりました。
青森県は3年連続ワースト1位とのこと。
2位は秋田県の16.3人、3位は福島県の16.3人ということなので、東北地方で悪い結果となっています。
うどん県で有名な香川県は、昨年の16.1人から14.1人と下がり、ワースト10位です。
逆に糖尿病による死亡率の低い県1位が愛知県で7.7人、2位が神奈川県の7.8人、3位が滋賀県の8.0人と続いています。
ちなみに私が住んでいる奈良県は10.2人で、全国平均よりもやや少なめという結果でした。
個人的見解
良い結果がでた県は愛知、神奈川、滋賀と地域もバラバラなので理由はわかりません。
逆に悪い結果が出た青森、秋田、福島は東北地方です。
他も岩手県が13.8人で37位、新潟県が12.5人で29位、山形県が10.9人で18位と東北地方は軒並み全国平均を超えるという結果になっています。*6
唯一宮城県が9.7人と全国平均を下回っています。
東北地方は濃い味付けが多かったり、アルコールの摂取量が多かったりします。
国税庁が発表しているアルコール消費量のランキングによると、東北地方はこぞって悪い結果となっています。*7
これらの生活習慣が糖尿病を悪化させる要因になっているのかもしれません。
糖尿病予防のために
糖尿病のほとんどは2型糖尿病なので、自分の生活習慣の悪さが返ってきただけで自業自得とも言えます。
勝手に糖尿病になっとけ。
と言いたいところなんですが、そのせいで健康保険が圧迫されるなど他人事ではなくなってきているので、ちゃんと予防するようにしましょう。
まずはきちんとした食生活ですね。
お酒を飲むなとも言いませんし、ご飯を食べるなとも言いません。
節度を守った食生活をしていれば糖尿病にはそうなりません。
食べ過ぎ飲み過ぎには気をつけましょう。
あとは運動です。
血糖値を下げるインスリンの効き具合が悪くなるからインスリンをドバドバ出し、出しすぎた結果インスリンが出なくなってしまいます。
インスリンの効きを普段から良くすれば少ないインスリン量で済みます。
インスリンの効きを良くするには運動です。
しっかりと筋肉を動かすことでインスリンの効きがよくなりますので、インスリンの無駄遣いしなくて済みます。
週2~3回の定期的な運動と食生活をある程度気をつけていれば糖尿病にはなりません。
糖尿病になってからでは治らないと言われて来ましたが、最近の研究では糖尿病になってからでも努力次第で膵臓が回復するという報告もあります。
糖尿病を予防するのはもちろんですが、既に糖尿病という方も食生活や運動習慣といった生活習慣を見直し、糖尿病を予防、改善しましょう。
*1:怖い!3大合併症|糖尿病|生活習慣病ガイド|健康コラム・レシピ|オムロン ヘルスケア
*2:3.失明原因の第一位は糖尿病網膜症 | 糖尿病で失明しないために | 目についての健康情報 | 公益社団法人日本眼科医会
*3:【永く生きるために】糖尿病から透析患者になることの寿命へのリスクとは
*4:http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai16/dl/kekka.pdf
*5:http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai16/dl/h10.pdf
*6:新潟県は東北地方ではありませんが、私のイメージは東北
*7:https://www.nta.go.jp/shiraberu/senmonjoho/sake/shiori-gaikyo/shiori/2016/pdf/006.pdf#page=4