こんにちは。
奈良の加圧パーソナルトレーナー下司健太郎です。
一般的になったサラダチキン
サラダチキンっていうのが一般的になりましたよね。
コンビニはもちろん、スーパーにも売っています。
鶏の胸肉が柔らかく調理されており、美味しいのにヘルシーでダイエットにもってこいの食べ物です。
私の最近の昼食も、サラダチキン、おにぎり、サラダ、ヨーグルトという組み合わせがマイブームです。
伊藤ハムのサラダチキン瀬戸内レモン味が美味しいです。
人気があるようで度々売り切れになっています。
ぜひ一度ご賞味ください。*1
さて、そんなサラダチキンを食べる私をバカだという記事を見つけたのでご紹介します。
サラダチキンを食べる人はバカ
聞き捨てならないタイトルについクリックしてしまいました。
タイトル、キャッチコピーというのは大切ですね。
さて内容ですが、まともな事言ってるんですがトンチンカンな事も混ざっています。
ということで、内容をざっくりご紹介しながらパーソナルトレーナーとしてツッコミを入れてみましょう。
別にデブでも良い
世の中、ダイエット関連の情報だらけだ。ちょっと思い返してみるだけでも、リンゴダイエットや納豆ダイエット、炭酸水ダイエットなど、これまでさまざまなダイエット法が提唱されては廃れていった。
率直に尋ねたい。そうしたダイエット法にいちいち食いつく人は、いったい何を考えているのだろうか?
正直、バカなのだろうか? 特定のものを食べ続ければ痩せる……なんて方法に、どんな科学的根拠があるというのか。
良いこと言ってますね。
いろんなダイエットが出てきては消えてを繰り返しています。
大抵はテレビで特集されてスーパーに買いに行くという流れでしょうか。
流行のダイエットに振り回されていてはバカだと言われても仕方ありません。
ただし、
本稿で言いたいのは「別にデブでもいいだろ!」ということだ。
流行に流されることが悪いってことと、デブで良いということは別問題です。
肥満は間違いなく健康を脅かします。
肥満のままで良いだろってことは、さっさと死ねと言っているのと同じようなものです。
流行に流されて中途半端な体型維持
どうせ、中年になれば代謝なんてものは悪くなり、10代、20代のころと同じ調子で食べていれば太ってくる。そして、若いころと同じペースで動いているだけでは体重は減ってくれない。そうした「老い」をきちんと認識しなければならない。それなのに、昨今の「美魔女」だの「ちょい悪オヤジ」だの、局地的ブームに流されては中途半端に体型を維持しようと頑張る。
その中途半端でも体型を維持しようと頑張ってみるというところを評価しましょう。
加齢とともに体重が増えてしまいがちなのはある程度は仕方ありません。
20代の頃と体重ば全然変わらないって人の方が圧倒的に少ないでしょう。
だからと言って放っておいてはどんどん体重は増えてしまい、健康にも悪影響を及ぼします。
自分が勝手に健康を害して死ぬだけなら別に構いませんが、それくらいの年齢になると大抵の場合は家族がいてます。
自分が病気になると家族に迷惑を掛けるかも…。
そんな思いもあってダイエットしてみようと思うわけですね。
自分のせいで家族に迷惑をかけるのは嫌ですよね。
もうね、世のオッサン・オバサンは無駄にダイエットしなくて結構! アメリカなんかに行けば、「お前とコビトカバ、どっちのほうが重い?」みたいなオッサンやオバサンがそこらへんを歩き回り、巨大ホットドッグや1リットル近い巨大紙コップのドリンクなんかを口にしている。「ダイエット・コークだから太らないもんね」なんて言いながら、特大バーガーとチェダーチーズまみれの山盛りポテトをわしわしと食い続ける。
肥満大国アメリカの状況と比較するのが愚かです。
そのアメリカでは肥満が大きな問題とされており、アメリカ人みたいに太っていてもいいじゃないかなんてことは間違っても言えません。
あっ、ちなみにコビトカバっていうのはこんなカバです。
別名ミニカバです。
確かにアメリカの太った人となかなか良い勝負かもしれません。
お前とコビトカバどちらが重いって表現はなかなか的を得ており面白いですね。
ちなみにアメリカは格差が広がっており、バリバリ運動して食事も気をつけるって人もいれば、
「ケチャップて野菜だろ?ケチャップたっぷりのピザ食べてるから健康だぜ!HA-HA-HA-!!」
みたいな人もいてます。
記事で言っているのは後者の方で、特に極端に太った人達のことですよね。
極端な例に出すのはいかがなものかと。
「ダイエット・コークだから太らないもんね」なんて言いながら、特大バーガーとチェダーチーズまみれの山盛りポテトをわしわしと食い続ける。
まあコレはバカですよね。
これくらい開き直れというのは愚かですね。
個人的には一度こういうアメリカンなジャンクフード食べてみたい気はします。
バターに衣を付けて揚げる揚げバターとか。*2
一度だけ。
想像しただけなのにムカムカしてきました。
痩せるのはイケてる身体づくりって理由だけではない
いい年をしたオッサン・オバサンは、もう「痩せていない人間はイケてない」みたいな呪縛から解放されてはいかがだろうか。
ここはオッサン・オバサンではなく、若いオネーチャンに変えたいところ。
海外でも若い女性の痩せすぎが問題視されていたりします。
若い女性はダイエットの呪縛から逃れられないような状況なので、そんな若い女性に上記の様な言葉を伝えるのが良いのではないでしょうか。
痩せているほうが確かに自分を律する人に見えるかもしれないが、結局人生というものは、いかにストレスを減らすか、ラクに生きるかを考えるのが肝要なのである。あとは、いかに「競争」に晒される機会を減らすか。そうした意識を持つことこそ、幸せな人生を送るための第一歩だと、私は考える。
だいたい、ジムに行ったり、皇居の周辺を走ったりすると、基本的には「オレのほうが足が速い」やら、「ワシのほうがさらに重いバーベルを上げられる」やら、「私の着ているウエアのほうが高い」などと、自分のまわりが他人との競争だらけになってしまうのである。体を鍛えなければ、体重を減らさなければ、といった課題は、自然と見知らぬ他人との競争を強いられる状況をもたらし、それがストレスにつながっていく。
この考えは女性的な考えですね。
男性は本来男性ホルモンの影響で競争心があるもの。
誰かに勝つことに喜びを感じる生き物です。
女性に少しでも優秀なところを見せ、少しでも良い遺伝子を持った女性に選んでもらい、子孫を残すという遺伝子が組み込まれているからです。
この記事の著者は168cmで54kgという超ガリガリ体型です。
身長は私と同じ位で標準体重よりも8キロ程軽く、私よりも16キロも軽いようです。
恐らく体脂肪もかなり少ないでしょう。
男性ホルモンというのは脂肪を原料に作られます。
体脂肪が少ないと男性ホルモンの合成も減少してしまいます。
恐らく記事の著者も男性ホルモンの分泌が減少してしまい、競争心、闘争心というものが失われているのではないかと思われます。
競争心や闘争心が失われるだけなら良いのですが、テストステロンが減少すると健康に対しても様々な悪影響が現れます。
女性の更年期障害と同様です。
テストステロン分泌量を増やすために、もう少し体重を増やすことと、筋トレをすることをオススメします。
ダイエット信仰からの脱却
観察してみると、弁当の炭水化物を残す人は案外おやつをバカバカ食っていたり、コーヒーチェーンの生クリームが乗っかったようなコーヒーもどきのドリンクを摂取していたりする。食事の炭水化物をちょっとばかり少なくしようが、一日あたりの摂取カロリーが多ければ体重が増えるのは当たり前だ。
摂取カロリーと消費カロリーの関係はダイエットの原則ですね。
糖質制限ダイエットはカロリーは関係ないと思っている方もいらっしゃいますが、やっぱり関係ありますからね。
ちなみに43歳の私は身長168cm、体重54kgだが、この体型は15年変わっていない。そして、一度もダイエットをしたことはない。
どうしても体重を増やしたくないんだったら、まずは過度に食うな。減量にラクな道ナシ、である。
あなた個人の現状はどうでも良いです。
こんな考えの私は太っていませんよ。
この考えは正しいんですよ。
って言いたいのかと思いますが、全く参考にもなりません。
人間は残念ながら遺伝的な要因で太りやすい人、太りにくい人とが存在します。
おそらく記事の著者は太りにくい遺伝子をお持ちなのでしょう。
今後も馬鹿みたいに暴飲暴食をしなければ太ることはないと思われます。
ただし、太りにくい人は筋肉も少ない傾向にあります。
筋肉が少ないことによって将来的に寝たきりなどになる可能性が高いと言えます。
最近よく言われるロコモティブシンドロームですね。
40歳も過ぎていらっしゃるようですから、下半身の筋トレをして貯筋しておくことをオススメします。
記事の著者の言いたいことまとめ
・体型なんて個性。どんな体型だろうと、実績を残せば評価されるもの。
・どうしても太りたくないなら、過度に食べなければいい。
・折々のダイエット法に右往左往するのは愚か。危機感を煽るだけの“ダイエット教“から距離を置くべし。
体型は個性とありますが、例に出されたコビトカバと比べるような体型の人は個性とは言いません。
病気です。
太っていても良いなんて口が裂けても言えません。
ただ、
危機感を煽るだけの“ダイエット教“から距離を置くべし。
ここは同意です。
特に若い女性はダイエット教にハマりがちなので、距離を置くのは良いことでしょう。
中年以降はダイエット強に片脚突っ込むくらいで体重がキープできて丁度良いかと思います。
テレビなどで危機感を煽りがちですが、それをキッカケにダイエットを始めても良いかと思います。
そのまま継続できれば一番ですが、長続きしなくてもそれはそれで良いでしょう。
また次のキッカケの時にチャレンジすれば良いわけですから。
何か自分に合った方法が見つかって、それを長いこと続けることが出来れば健康にも良い影響を及ぼすでしょう。
あとがき
さて、今回はネット上の記事に対して批判的な内容となりました。
記事の著者である中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう)さんの著書を調べてみると、
といった煽り系タイトルの著書が多いようです。
炎上系ブロガーなのかもしれません。
今回もつい釣られてしまいました。
煽り系タイトルに釣られてKindle本勝ってしまいましたよ。
長くなりましたが、
流行のダイエットにばかり流されないように気をつけましょう
この一言で集約されますね。