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作業用BGMは聞いてはいけない!?テスト勉強が捗る効果的な音楽の種類とそのタイミング

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みなさん音楽は聞かれますか?

今や生活に欠かすことのできない音楽。

 

テスト勉強・試験勉強中に作業用BGMとして音楽を聴きながら作業をしている方も多いかと思います。

作業用BGMを聞きながら作業をすることで集中力がアップし、作業効率が高まるような気がしますよね。

 

ところが、知的な作業中に音楽を聞くと逆効果になるかもしれません。 

 

では、音楽を聞くなら何をどのタイミングで聞けば良いのでしょうか?

そんな音楽と作業効率に関する研究を紹介しましょう。

  

クラシック音楽の種類と効果の違いについて

作業用BGMとして人気のあるジャンルに「クラシック音楽」が挙げられます。

誰もが一度は耳にしたことのある名曲を聴きながら作業をすれば捗りそうですね。

でも、どんなクラシック音楽を聴くと効果があるのでしょうか。

 

そんなクラシック音楽の種類の違いと効果についてローマ・ラ・サピエンツァ大学の研究グループが調べました。*1

研究では、

  • 平均年齢33歳の健康な10人(若いグループ)
  • 平均年齢85歳の健康な10人(高齢グループ)
  • 平均年齢77歳の軽度認知障害の10人

に対し、モーツァルトの「k.448第一楽章」を聞いた場合と、ベートヴェンの「エリーゼのために」を聞いた場合での脳の活動を調べました。*2

ちなみにこれらの曲ですね↓↓ 


モーツァルト/2台のピアノ・ソナタ ニ長調 第1楽章,K.448,K6.375a

 


エリーゼのために (ベートーヴェン) 横内愛弓

 

有名な曲なんだろうけどモーツァルトの方の音楽初めて聴いた…

その結果、若いグループと高齢のグループどちらの場合も、モーツァルトの曲を聴いた後だと、IQ・記憶力・認知能力・問題解決能力に関係する脳波が増加していたとのこと。

 

ちなみにベートヴェンの「エリーゼのために」を聴いた場合は脳波に変化が見られなかったようです。

また、認知障害のあるグループの場合、どちらの音楽を聴いても脳波に大した変化は見られなかったようです。

 

作業前にモーツァルトの曲を聴くと作業効率が向上

作業前にモーツァルトの曲を聴くことで作業効率がアップするということですね。

 

年齢によっても好みの音楽は違ってきますが、高齢者でも若年者であってもモーツァルトの曲を聴いた方が作業が捗るようです。

ベートーヴェンが好きでも作業前にはモーツァルトです。

 

ベートヴェンではなくモーツァルトが良い理由として

モーツァルトの曲は同じメロディーの繰り返しが多いために「驚き」の要素が無く、脳が予想する通りに曲が進行するために集中力が乱されないのかもしれません。

これに対してベートーヴェンの曲は、不整脈のリズムではないかと言われるほどに不規則なのが特徴です。

とのことです。

落ちついた曲、悪く言えば単調な曲の方が作業効率を高めるために良いということですね。

逆に激しい曲、不規則なリズムの曲は作業効率を高める効果はないようです。

 

実験ではベートヴェンとモーツァルトの曲で比較していますが、それ以外の曲であっても落ち着いた曲を聴けば同じように作業効率が高まるかも知れません。

 

作業効率を高める音楽を聴くタイミングとは?

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モーツァルトの曲のように落ち着いた曲が作業効率を高めてくれることがわかりました。

次に大切なのが音楽を聴くタイミングです。

音楽を聴くタイミングによって効果に違いはあるのでしょうか。

 

結論から言えば、作業効率を上げるためには作業の前に聞くことが大切です。

作業中にBGMとして音楽を聞くと作業効率が上がるどころが逆に低下してしまうことが報告されています。

 

BGMの種類と作業効率の違いについて

具体的な研究内容も見てみましょう。

英国のグラスゴー・カレドニアン大学が行った実験です。*3

 

実験に参加した40人を

  • アップテンポな音楽がBGMとして流れている
  • ゆったりとした音楽がBGMとして流れている
  • 環境音がBGMとして流れている
  • 無音

以上の4つのBGM環境で認知テストを受けてもらいました。

音楽を聴きながら作業をしてもらったわけですね。

 

その結果、BGMを聞きながらテストを受けた人は全員点数が下がってしまいました。

順位としては、

無音 > 環境音 > ゆったり > アップテンポ

という順番です。

アップテンポの曲で集中が乱れて成績が下がるというのはわかりますが、ゆったりとした曲を聞いた場合や、雨の音や森の中の音が流れる環境音を聞いた場合でも成績は低下しています。

BGMを聴きながら作業すること自体がNGのようです。

 

BGMに好きな音楽と嫌いな曲を流した場合の違い

ただ、曲にも人それぞれ好みがあり、上記の実験は研究者がBGMに流す曲を決めていました。

嫌いな音楽なので集中が乱されて成績が低下しただけなのかもしれません。

好きな音楽を聞けば集中できて成績が向上するはず。

ということで、自分の好みの曲を聞いた場合の実験もあります。*4

 

実験では

  • 自分の好きな曲を聴く
  • 自分の嫌いな曲を聴く
  • 無音

以上の条件で認知テストを行ってもらったところ、最も成績が良かったのは無音のグループでした。

好きな曲、嫌いな曲を聞きながら試験を受けた人は成績が50%も低下してしまいました。

好きな音楽だろうが嫌いな音楽だろうが、BGMを聴きながら作業をするのはダメということになります。

 

作業効率と音楽に関する研究をまとめると作業用BGMは悪影響でしかない

さらに音楽と作業効率を調べた研究の結果をまとめた研究もあります。*5

過去に行われた音楽と作業効率に関する研究から信憑性の高いデータを集めてまとめた研究です。

それによると、BGMは知的な作業には悪影響しかないとのことです。

作業中にBGMを流しながら作業をすると捗るような気がするのは、音楽で気分が良くなることで、作業効率が上がったような気になっているだけということです。

 

人間の脳はマルチタスクに対応していないので、音楽を聞きながら作業をすると脳の機能が音楽に取られてしまい、結果として作業効率は低下してしまうというわけです。

スマホやパソコンでもいろんなアプリを開いた状態で使うと動きが悪くなったりしますが、同じことが脳でも起きてしまうわけですね。

 

スタバなどのカフェに行くとイヤホンで音楽を聞きながら勉強やパソコン作業をしている人を見かけます。

カフェで音楽を聞きながら作業をすると捗るという主張ですが、逆効果ということになります。

もしカフェで作業するならイヤホンではなく耳栓をして作業しましょう。

周りの音も聞こえにくくなり作業が捗ることでしょう。

 

知的な作業以外には有効

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ただ、音楽が悪いというわけではありません。

知的な作業を行う時に音楽を聞きながら行うのは悪影響を及ぼすというだけです。

 

音楽のジャンルにかかわらず、好きな音楽を聞くと物凄くやる気が出るといった報告もあります。*6

また、音楽を聞くと運動時の苦しさが軽減すると共にパフォーマンスも改善するといった報告もあります。*7*8

ランニングや筋トレといった運動を行う際や、単純な作業を行う際に音楽を聞くのは有効と言えるでしょう。

 

知的作業を行う際にやる気を出したいというのであれば、作業中ではなく作業前や休憩中に音楽を聞くと良いでしょう。

作業前の10~15分ほど好きな音楽を聞けばやる気は高まるので、その後に無音状態でテスト勉強などの知的作業行います。

その後は休憩中に音楽を聞いて再びやる気を高め、作業再開時にはまた無音状態で頑張るといったやり方が良いでしょう。

 

 

テスト勉強・試験勉強が捗る音楽の聞き方まとめ

音楽を聞くことはやる気を高めるためには非常に効果的です。

ただし音楽を聞きながらテスト勉強・試験勉強を行うのはNGです。

 

音楽に気が取られてしまうことでテスト勉強・試験勉強の効率が明らかに低下してしまいます。

知的な作業を行う際はできるだけ無音状態で行う方が良いでしょう。

 

音楽の種類はモーツァルトを聞くと良いという報告もありますが、クラシックが嫌いな方には逆効果になる可能性があるので、ジャンルは気にせずにご自身の好きな音楽を聞けば良いでしょう。

 

やる気を出すために音楽を聞くのであれば、テスト勉強や試験勉強を行う直前や休憩中に好きな音楽を聞くようにしましょう。

 

 

そうすれば音楽によるやる気を高める効果を得ながら勉強も捗り、結果も良くなるのではないかと思われます。 

 

テスト勉強・試験勉強を頑張っているという方はぜひお試しください。  

参考文献