ダイエット

朝食抜きによる悪影響と朝食を摂ることの大切さ

朝食抜き生活は悪だ

あなたは毎日朝食を摂っていますか?

ダイエットのために朝食を抜いたり、ギリギリまで寝ていたいから朝食は食べないって人もいるようです。

また、最近は「一日一食が良い」とか「朝食は食べない方が良い」とかって情報もあり、朝食を食べないって人もいらっしゃることでしょう。

 

ついつい軽視しがちな朝食。

そんな朝ごはんですが、やっぱり朝食を食べる方がダイエットにも良く、脳の働きや健康にも良いようです。

 

今回は朝食の重要性に関する研究を紹介致します。

 

朝食抜きはポテトやお菓子を食べるより太る

香港大学のTinらの研究グループも朝食の有無に関する影響について調べています。*1

香港の小学校に通う小学生計68,606人を対象に食生活と体型に関する調査を行ったところ、朝食を抜くと

  • 1.59倍軽肥満になりやすい
  • 2.06倍肥満になりやすい

といった結果となりました。

 

朝ごはんを食べないと明らかに太りやすいってことですね。

肥満リスク2倍というのはかなり大きいと言えるでしょう。

 

ちなみに、

  • 野菜や果物をあまり食べない:肥満リスク1.23倍
  • ジャンクフードをよく食べる:肥満リスク1.23倍

といった結果も出ています。

 

野菜や果物をあまり食べずにハンバーガーやポテトなどのジャンクフードをよく食べるという生活をすると当然太ります。

ただし、ジャンキーな食生活をするより朝食抜きの生活をする方がより太りやすいという結果となりました。

 

朝食を抜く=太る

と考えても良いかもしれません。

ダイエットのため、太らないため、リバウンドしないためには朝ごはんを食べるようにした方が良いでしょう。

 

朝食を抜くとお腹に脂肪が付きやすい

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朝食を抜くと太りやすくなることがわかりました。

次の研究も見てみましょう。

 

ドイツ・ウルム大学の研究グループも小学生を対象に朝食の有無と肥満の関係について調べています。*2

平均年齢7.1歳の小学生1,943人を対象に調査を行なったところ、朝食を抜くことが腹部肥満に関連していることが明らかになりました。

 

お腹周りの脂肪が増える≒デブってことですね。

やはり朝食を抜くと太りやすくなるようです。

 

しかも腹部脂肪が多いとメタボリックシンドローム(通称メタボ)などの生活習慣病のリスクを高めてしまいます。

腹部脂肪がつくと見た目的に悪いだけでなく、健康にも悪いということになります。

朝食抜きの生活をしていると、そんな最悪な腹部脂肪を増やしてしまうことになります。

 

さらにこの研究者は

「朝食を抜くことは有害である」

と言いきっています。

 

子供の健康のためには両親に対しても指導を行い、朝食を食べさせるような生活習慣を身につけることが重要とのことです。

子供に朝食を食べさせることも大切ですが大人も同じです。

きちんと朝ごはんを食べてから一日の生活をスタートするようにしましょう。

 

朝ごはんを食べる方がスリムな人が多い

朝食を抜くと太りやすいということでしたが、ここまで紹介した実験は子供を対象としたものでした。

大人の場合はどうなのでしょうか。

米国ミシガン州立大学のSongらの研究グループは大人を対象に朝食の有無と体重の違いについて調査を行なっています。*3

 

19歳以上の男女4,218人を対象にした調査を実施。

その結果朝食を食べる習慣のある人のほうが体重が軽かったという結果が見られました。

 

スリムな人は朝食を食べているってことですね。

 

また、朝食を摂る習慣のある人の方が、定期的に運動をしたりして健康や体重の維持に気を使う傾向が見られたようです。

健康や体重に気を使う人は朝食も疎かにはしないということでしょうか。

 

デキる人は朝食もきちんと摂るってことですね。

やはり朝食はしっかり食べましょう。

 

子供は朝食を食べると頭が良くなる

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朝食を抜くことで太りやすくなることを紹介してきましたが、朝食の効果はそれだけではありません。

朝食は脳の働きにも影響を及ぼすようです。

 

朝食は体重だけでなく脳の働きにも大きな影響を与えるようです。

イギリス・リーズ大学のAdolphusらの研究グループは、青少年の朝食が脳にどう影響するのかを調べました。*4

過去に行われた45の研究を解析したところ、

  • 朝食を食べた日は脳の働きが良くなる
  • 長期的な影響はわからない
  • 朝食の内容による違いはわからない

という結果でした。

 

「朝食の内容と長期的な影響に関してはわからない」となっていますが、長期的に行われた研究が少ないこと、食事の内容を調べた研究が少ないことが原因のようです。

とりあえず、朝食を食べない日と食べた日を比べると、朝食を食べた日の方が学業に良い影響を与えるってことですね。

 

子どもに賢くなってもらいたいなら、学校に行く前には必ず朝食食べさせるようにしましょう。

もちろん、夏休みや冬休みなど長期休暇中に塾に通う場合も同様です。

朝食を食べてから行く方が勉強に有利ってことになります。

 

近年中学受験戦争が加熱しているようで、受験のために子どもを塾に通わせているお宅も多いことでしょう。

塾に通わせることに加え、きちんと朝食を食べさせることで受験戦争に勝てるようになるかもしれません。

子供にはしっかりと朝ごはんを食べさせてから塾に行ってもらいましょう。

 

大人は朝食を食べると記憶力がアップ

先程紹介した研究は子供が朝食を食べると脳の働きが良くなるという結果でした。

では、大人の場合はどうでしょう。

もちろん脳への影響は子供だけでなく大人の場合にもあるようです。

 

イギリス・ケント大学のGaliotoらの研究グループは、大人に対する朝食の影響を調べました。*5

ただし大人は子供とは違い、全ての人が朝に起きて朝から出社というわけではありません。

朝から仕事の人もいれば昼から仕事の人もいます。

中には夜勤って方もいます。

 

ということで、この研究では8時間以上何も食べなかった後に何かを食べた場合を「朝食」として扱うことにしています。

夜勤の人の場合、昼間に睡眠をとり、夕方に食事をしてから出勤って方もいらっしゃいます。

その場合、夕方に摂った食事を「朝食」として調べています。

 

過去に行われた朝食に関する38の研究と、朝食の内容に関する16の研究を解析した結果、

  • 朝食を食べた日はわずかながら確実に記憶力が上がる
  • それ以外の脳機能はわからない
  • 朝食の内容による違いはわからない

という結果が出ました。

 

子供の研究と同様、研究の数が少ないなどが原因で統計学的にわからないこともあったようですが、朝食を食べた日は若干とは言え確実に記憶力が上がるとのことです。

記憶力が上がれば仕事にも役立つでしょうから、大人の場合も朝食を食べることは大切ってことですね。

 

二日酔いで気分が悪いから朝食を食べずに出社とかは最悪ってことになります。

一日の生活をスタートする前には必ず朝ごはんを食べるようにしましょう。

 

しっかり朝食を食べないと健康に悪い

最後に朝食を抜くことによる健康への影響について調べた研究を紹介しましょう。

スペインで行われた研究によると、朝食を摂らない人はウエストサイズが大きく、メタボになる傾向が見られたようです。*6

 

スペインマドリードのThe Centro Nacional de Investigaciones Cardiovasculares Carlos III (CNIC)の研究グループは、持病のない40~54歳の男女4,052人を対象に朝食と健康の関係を調査しました。

朝食の摂り方について

  • 1日の摂取カロリーの20%以上を朝食で摂る人(しっかり朝食を摂る人)
  • 1日の摂取カロリーの5~20%を朝食で摂る人(軽い朝食を摂る人)
  • 1日の摂取カロリーの5%未満を朝食で摂る人(朝食を摂らないか飲み物だけの人)

以上の3つのグループに分類して調べました。

 

調査の結果、しっかりと朝食を摂る人に比べて朝食を摂らないか飲み物だけの人は

  • 動脈硬化のリスクが2.57倍
  • 冠状動脈に関係しない心臓発作のリスクが1.55倍

になることが明らかとなりました。

 

朝食を摂らないと心臓血管系に悪影響を及ぼすということですね。

また、朝食を摂らない人は

  • お腹回りが太い
  • 体重が重い
  • 血圧が高い
  • 中性脂肪やコレステロールが高い
  • 空腹時血糖値が高い

という結果も見られました。

 

この研究では完全に朝食抜きという場合だけでなく、飲み物だけで済ませる場合であっても健康に悪影響を及ぼすという結果でした。

朝はコーヒーだけって方もいらっしゃるかと思いますが、そんな方も含めて調査を行ったわけですね。

 

最近はスムージーが流行っていますが、スムージーだけで朝食を済ませているという方も少なくないでしょう。

スムージーも飲み物なので、朝食抜きと同じように健康に悪影響を及ぼすかもしれません。

 

長い目で見たダイエットや健康のためにはスムージーやコーヒーだけで済ませるのではなく、ちゃんと朝食を摂るほうが良いと言えそうです。

 

軽くても良いので朝食を摂りましょう

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いろいろと研究を紹介しましたが、これらの研究を見ても朝食は大切ってことが分かるかと思います。

つい軽視しがちな朝食ですが、朝食を見直すことが健康、ダイエット、学業、仕事に役立つのかもしれません。

 

朝からキッチンに立つ元気がないという方は、シリアルなど軽い朝食でも良いでしょう。

ちなみに朝食にシリアルを食べる人の方が体重が軽い傾向が見られたという報告もあります。*7

 

シリアルならお皿に入れて牛乳をかけたら出来上がりです。

たんぱく質、ビタミン、食物繊維などが摂れるので十分な朝食と言えます。

これくらいなら時間もかかりませんし、食欲のあまりない方でも何とか食べることができるのではないでしょうか。

 

 

つい軽視しがちな朝食ですが、朝食を抜くと健康、体重、脳機能など身体に様々な影響を及ぼします。

簡単な物でも良いので朝食を摂るようにしましょう。

毎日の朝食がきっとあなたを健康で素敵な身体にしてくれるはずですよ。

 

参考文献

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