こんにちは。
奈良の加圧パーソナルトレーナー下司健太郎です。
この記事ではモデル体型の分析とモデル体型になる方法をご紹介しています。
モデル体型になりたい
モデルのようなスタイルになりたい。
そんな風に思う女性は多いかと思います。
しかし、ただただ体重を落とすだけではモデル体型にはなれません。
ポイントは、ウエストサイズとヒップサイズのメリハリです。
モデルと一般女性の体型を調査
韓国・同徳女子大学校のSunheeは、プロのファッションモデルと一般女性の身体的特徴と体組成の比較調査を行いました。*1
調査は韓国で活動している女性モデル90人、一般女性100人を対象に行われました。
対象となったモデルは、1年以上のプロ経験があり、毎年平均10回以上の定期的なファッションショーに参加しているモデルの中から選びました。(平均モデル経験年数は5年7ヶ月)
調査の結果
BMI
- 一般女性:20.6
- モデル:17.1
BMIっていうのは、身長の割に体重が重いか軽いかという指標ですね。
単純な体重だけで言えば、
- 一般女性が:53.5kg
- モデルが:54.3kg
とモデルの方が重いんですが、身長に関しては
- 一般女性:161.2cm
- モデル:177.9cm
とモデルの方が断然身長が高いという結果になっています。
身長が高ければ当然体重は重くなります。
モデルは身長が高い割に体重は軽いということです。
ただ、BMI18.5未満は軽すぎて健康に悪いとされており、モデルのBMI17.1という数値は体重が軽すぎます。
一般女声がモデル体型を目指したいということであればBMI17.1ではなく、ギリギリセーフのBMI18.5を目指す方が良いかと思います。
体脂肪率
- 一般女性:28.5%
- モデル:24.2%
ということで、やっぱりモデルの方が少なくはなっていますが、思ったほど少なくはないというのが第一印象です。
BMIが17.1という体重は痩せすぎに分類されるにもかかわらず、体脂肪率は一般人と大して変わらないって感じです。
この数値から推測されるのは、
モデルは体重が軽いが筋肉も少ない
ってことです。
恐らく体重ばかりに目がいってしまい、筋肉のことは気にしていないのかもしれません。
また、ファッションモデルなので服を着るとある程度ラインが隠れるので筋肉が少なくても細ければ良いって感じなのかもしれませんね。
体脂肪率に関しては一般人でも目標にしても良い数値かと思います。
もうちょっと引き締まった身体と考えるのであれば、20%台前半を目指すと良いでしょう。
逆に、体脂肪率が15%以下になると健康を害することになるので気をつけましょう。
ウエスト周囲径
- 一般女性:66.3cm
- モデル:62.2cm
ウエストももちろん細いですね。
ただ一般女性でもこの数値は十分許容範囲内です。
むしろモデルよりも身長が低い分、モデルよりも細いウエストになってもおかしくはありません。
ちなみにグラビアアイドルとかで「ウエスト58cm」なんて子も居てますが、確実にサバを読んでいますからね。
ウエスト58センチとか細すぎですね。
ちなみに私の太ももの付け根部分の太さが61cm位です。
ヒップ周囲経
- 一般女性:90.5cm
- モデル:89.7cm
今回の1番の注目ポイントがヒップです。
モデルはウエストは細いのにもかかわらずヒップサイズは一般人と変わらないということですね。
よく女性の素敵なスタイルを「ボンッ・キュッ・ボンッ」と表現します。
今回の調査では大変残念なことにバストサイズの調査は行われていないため、今回のモデルが「ボンッ・キュッ・ボンッ」かどうは分かりかねますが、最初の「ボンッ」部分は除いた「キュッ・ボンッ」であることは明らかです。
数値としてもウエストヒップ比が一般女性が0.73に対し、モデルは0.69という結果なので、モデルはやはり「キュッ・ボンッ」体型が重要であると思われます。
最初の「ボンッ」に関しては遺伝的要素が強いので小さな方は諦めましょう。
ちなみに胸の小さい女性を最近では「フラットガール」と呼ぶそうです。
フラットガールであっても「キュッ・ボンッ」にはなれるので頑張りましょう。
ファッションモデル体型を目指すには
さて、ファッションモデルの体型をまとめると
- 身長が高い
- 体重が軽い
- 体脂肪がちょっと少ない
- ウエストサイズは細い
- ヒップサイズは変わらない
といった感じです。
モデル体型を目指すならある程度体重を落とす必要があります。
体重を変えずにモデル体型にはなれませんからね。
BMI18.5を下限として体重を落とすことが重要です。
それ以上落とすのは健康上おすすめできません。
ご自身のBMI18.5の体重は
身長(m)×身長(m)×18.5
で求めることができます。
筆者の場合
1.69×1.69×18.5=52.8
となり、52.8kg以下の体重はオススメできないってことになります。
ぜひ一度計算してみてください。
続いて重要なのがヒップサイズです。
ヒップサイズが落ちてしまうとメリハリ体型が損なわれてしまい、モデル体型とは言えなくなります。
ペタンコのお尻では女性の魅力は感じませんよね。
ヒップサイズを維持するためにはお尻の筋肉をしっかりと発達させることが重要です。
スクワットVSヒップスラスト 美尻のためにはどちらが良いのか比較実験 の記事のように、ヒップスラストというトレーニングを行うことでお尻の筋肉をしっかりと鍛えることができます。
また、美尻のためには足幅を広げたスクワットを! の記事のように、足幅を広げて行うスクワットもお尻の筋肉を鍛えるために有効です。
ヒップスラストと足幅を広げたスクワット、併せて行うことでお尻の筋肉が発達し、痩せてもヒップサイズの維持に役立つことでしょう。
まとめ
ここまでのモデル体型になるための方法を簡単にまとめると
体重を落としてお尻を鍛えろ!
ってことになります。
モデル体型を目指す方は参考にしてみてください。
もちろんモデル体型とまではいかなくても良いからスタイルを良くしたいって女性にとっても参考になるはずです。
体重の落とし具合を調整すれば自然と体脂肪率の調整に繋がるので、適度に体重を落としてお尻を鍛えれば「ふんわりモデル体型」くらいになるかと思います。
キレイなスタイルの女性が増えると私の目の保養になりますのでぜひお試しください。