この記事では緑茶や紅茶の肥満予防効果について書いています。
紅茶といえばイギリス
紅茶といえばイギリス。
イギリスといえば紅茶。
イギリス人は紅茶ばかり飲んでいるイメージです。(完全な偏見です。)
ヨーロッパにお茶が入ってきたのが17世紀で、イギリスで広まったのが18世紀とのこと。*1
それから「イギリス人は日に7回紅茶を飲む」という言葉があるくらいティータイム好きのイギリスになったわけですね。*2
さて、イギリス人が大好きなそんな紅茶ですが、ダイエットに役立つかもしれません。
お茶が体重の増加にどう影響を及ぼすのか?
米国カリフォルニア大学のHenningら研究グループは緑茶・紅茶と腸内細菌・体重の関係について調査を行いました。*3
ちなみに緑茶や紅茶に含まれるポリフェノールの効果を調べたかったようなので、カフェイン抜きの緑茶と紅茶が使われています。
実験ではマウスを
- 低脂肪の餌を食べるグループ
- 高脂肪の餌を食べるグループ
- 高脂肪、緑茶抽出物の餌を食べるグループ
- 高脂肪、紅茶抽出物の餌を食べるグループ
以上の4つのグループに分けて体重の増加の違いについて比べました。
当然高脂肪の餌を食べたら普通なら体重が増えてしまうところです。
体重が増えてしまうところですが、緑茶や紅茶といったお茶の抽出物を加えたら体重の変化はどうなるかって実験ですね。
お茶が体重の増加を抑制
4週間の実験の結果、体重の変化は高脂肪の餌を食べるマウスに比べて低脂肪の餌を食べるマウスの体重が軽いという結果が見られました。
これは当然ですね。
単純に脂肪が多い食事を摂ればカロリーオーバーでどんどん太っていくはずです。
ところが、高脂肪に緑茶抽出物や紅茶抽出物を加えた餌を食べたマウスの体重は、低脂肪の餌を食べたマウスの体重と同程度だったとのこと。
緑茶や紅茶が体重の増加・肥満を予防したということですね。
さらにマウスの腸内細菌を調べたところ、腸内細菌のバランスが太りにくい状態に変化していたとのことです。
緑茶や紅茶のポリフェノールが腸内環境を改善し、それによって体重の増加を抑えた可能性があるってことですね。
紅茶・緑茶に肥満の予防・ダイエット効果
緑茶や紅茶を飲むと肥満の予防・ダイエットに効果があるということですね。
何かを我慢するというのはなかなか続けにくいことが多いのですが、緑茶や紅茶を飲むということであれば気軽に取り入れやすいですよね。
食事の際に水分を摂る方が多いかと思いますが、緑茶や紅茶を飲めば良いだけです。
ただし、紅茶の場合は砂糖やミルクを入れると摂取カロリーが増えてしまいますので、できれば砂糖やミルクを入れないストレートの紅茶で飲むようにすれば良いのではないでしょうか。
ぜひ緑茶や紅茶を普段から飲んで肥満の予防・ダイエットに役立てましょう。