近年「妊活」という言葉が一般的になってきました。
赤ちゃんが欲しいという夫婦が妊娠するために活動したり、妊娠しやすい身体になるために生活習慣を改善したりという行動のことですね。
女性が基礎体温を測って妊娠しやすい時期を調べたりするのはもちろんですが、
- 食事の内容を変えたり
- 運動をしたり
- きちんと睡眠を取ったり
といった一般的に身体に良いと言われる生活をすることで妊娠の確率が高まるとされています。
さて、そんな妊活の為の食事改善として
ファストフードを食べない
ということも意識してみてはいかがでしょうか。
妊活中の食事内容と妊娠までの期間を調査
ファストフードを週に4回以上食べる人は、妊娠までの期間が1ヶ月長くかかり、ファストフードをほとんど食べない人に比べて不妊の確率が2倍になったという報告があります。
オーストラリア・アデレード大学のRobertsらは妊娠前の食事内容で妊娠するまでにかかる期間にどう影響を及ぼすのかを調べました。*1
妊娠14~16週の妊婦5,598人に対し、妊娠前の食生活をできるだけ思い出してもらいました。
特にファストフード、魚、果物、緑黄色野菜の摂取頻度を詳しく調べました。
調査の結果
妊娠までの平均期間は約2ヶ月。
ファストフードを週に4回以上食べた女性は妊娠まで約1ヶ月長くかかりました。
また、不妊症(望んだにもかかわらず12ヶ月以上妊娠しない)のリスクも8~16%高くなりました。
さらに果物をほとんど食べない女性は1日3回以上食べた女性に比べて妊娠まで半年以上長くかかった。
不妊症のリスクも8~12%高くなりました。
ちなみに緑黄色野菜や魚の食べる量と妊娠までの期間には関係が見られなかったとのこと。
妊活中にマクドナルドに行ったらダメ!
妊活中にマクドナルドに行ったらダメってことですね。
マクドナルドに限らず、モスバーガーもケンタッキーもダメです。
サーティーワンやミスタードナッツといった女性が好きな甘い食べ物もダメです。
甘い物が食べたいなら果物を食べましょう。
ファストフードを週4回も行くと妊娠までの期間が長くかかりますし、不妊症のリスクも高くなるということで気をつけたいですね。
ファストフード店だと果物の食べる量も間違いなく少なくなるので、妊活中にはファストフード店には近づかないようにしましょう。
といっても、まだまだ信憑性としては低い結果です。
妊娠3~4ヶ月の女性に妊娠前の食生活の内容を聞いても正確な内容とは言えないでしょう。
4ヶ月前の食生活はどうだったかなんてはっきり覚えている人の方が少ないはずです。
昨日の晩ご飯ですら忘れてしまうくらいですからね。
ただ、「ジャンクフードを食べない」とか「果物をしっかり食べる」といった食生活は健康的な食生活と言えるので恐らく妊活にも影響が出てくるでしょう。
最近は糖質制限ダイエットが流行っていることもあり、果物を控えている女性が増えています。
ですが、妊娠を望んでいる女性にとっては果物はとても重要な食べ物と言えそうです。
1日3回も果物を食べるのは難しいって方も、できるだけ果物を食べるようにすると良い結果になるのではないでしょうか。
まとめ
妊活中の女性は
- ファストフードを食べない
- 果物をしっかり食べる
この2点を意識すると早くコウノトリがやってくるかもしれません。
ぜひお試しください。