ネット上には様々なダイエット情報が流れていますが、面白い記事を見つけたのでご紹介しましょう。
記事の内容を紹介しながら本当かどうかも見ていきましょう。
Q.脂肪を燃やすのは鶏肉?牛肉?
Q:脂肪を燃やすのは、鶏肉or牛肉?
●正解は……牛肉です!
理由は、牛肉に含まれるLカルニチンという成分に脂肪燃焼をサポートする働きがあるから。また、牛肉は消化するのに多くのエネルギーを消費するため、代謝アップにもつながります。さらに、牛肉100gくらいで1日に必要な鉄分を摂ることができるので、代謝に必要なビタミンB群も補給でき、自然と燃える=痩せやすい体になります。牛肉を選ぶ場合は、脂身が少ない赤身のものを選ぶのがポイント。手の平1枚分の赤身の牛肉を1日1回、なるべくお昼に食べるのが良いでしょう。
調理法は、グリルやオーブンで網焼きにし、栄養を逃さず、脂を落とすのが◎。原型に近いかたちで食べられる、ステーキや焼き肉がオススメです。
確かに牛肉、特に赤身の肉にはLカルニチンが含まれています。
ただ、このLカルニチンが脂肪を燃やしてくれるわけではありません。
あくまでLカルニチンは分解された脂肪を脂肪燃焼工場まで運んでくれるだけです。
脂肪燃焼工場まで運んでも
「脂肪を燃やしてくれー!」
という注文が入らなければ脂肪は返品しなければなりません。
燃やすためにはやっぱり身体を動かさなければなりません。
ただ、30代半ば以降は体内でのカルニチンを作り出す能力が低下してくるので、カルニチンを摂ることで燃やしやすくする効果はあります。
30代半ば以降の方がダイエットする場合はカルニチンを摂るとダイエット効果が高まるでしょう。
ちなみにダイエット効果を期待するならカルニチンは1,000mg程度は摂りたいところ。
牛肉なら1kg食べたらカルニチン1,000mg摂ることができます。
簡単ですね♪
果物を食べるなら食前か食後どっち?
Q:果物を食べるなら、食前or食後どっち?
●正解は……食前です!
食前15~20分くらいに好みの果物を食べてしばらく時間を置くと、果物が胃で消化されますが、果物に含まれる糖質は消化吸収されやすく、また、酵素やビタミンなどのおかげで後から食べる食事のエネルギーを分解し、燃焼しやすい状態にしてくれる効果が期待できます。また、果物には食物繊維も多く含まれているので、血糖値の急上昇を緩和し、脂肪を溜め込みにくくするのにも役立ちます。
ダウト。
先に果物を食べてもエネルギーが分解することもなければ燃焼しやすい状態にしてくれる効果もありません。
エネルギーを分解するって何やねん…。
キウイフルーツなどの果物には消化酵素が含まれているので、後で食べた食事の消化を助ける効果はあるでしょう。
ただし、消化しやすい=燃えやすくなるってわけではありません。
胃もたれしにくくなるといった程度の効果です。
食物繊維を多く含むから血糖値の上昇を緩和するという効果は期待できるでしょう。
ただ、食事の直後に食べても大して影響はありません。
普通の食事が胃を通過するには数時間かかります。
食事の後に何時間もあとになってから果物を食べたら効果はないでしょうが、食事の直後に果物を食べたら十分効果はあるでしょう。
というか、デザート(果物)を食べてから普通の食事なんて嫌ですよね。
スイカを食べてからステーキを食べるなんて嫌です。
このあたりの情報は「野菜を食べてからご飯を食べる」というダイエット方法の亜種といった感じでしょうか。
そもそも野菜を食べてからご飯を食べると血糖値の上昇を抑えることができるというのも、野菜を食べて15分とか経ってからご飯を食べたら効果があったというものです。
野菜を食べた直後にご飯を食べても効果があるかどうかは分かっていません。
ということから考えると、食事の前に果物を食べても別に良いとは思いますが、ダイエット効果は期待しないほうが良いでしょう。
まとめ
牛肉には脂肪を燃やしやすくする栄養素が含まれてはいますが、実際に効果があるほど牛肉を食べると太ります。
果物を食前に食べようが食後に食べようが大して変わりません。
気にせず食後のデザートとして食べましょう。
まあこのあたりはちょっとした話のタネとして知っておくと良いかもしれないって感じで見ておくと良いのではないでしょうか。