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3秒ルールの根拠は?食べ物を落としても5秒以内なら大丈夫という嘘と本当

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日本では誰もが知っている3秒ルール。

まあ3秒とか5秒とか若干の違いはあるようですが、食べ物を落としてもその時間以内に拾えば大丈夫というルールです。

落としても3秒以内ならセーフ!!

 

これって実は日本だけのルールではなく、世界的にも認知されたルールなのです。*1

ちなみにウィキペディアには「5秒ルール」として紹介されています。

またGoogleでの日本語検索では「3秒ルール」の方が引っかかりやすいようです。

 

これまでの研究では乾いた床であれば大丈夫という結果がある一方、グミやキャンディーだと5秒以下でもダメといった結果が出ています。*2

さらにブロッコリーやカリフラワーを床に落とした場合は5秒ルールは適応されず、クッキーやキャンディーの場合は適応されやすいという報告もあります。

ちなみにこのバカみたいな素晴らしい研究が認められ、2004年にイグノーベル賞を受賞しています。

 

さてそんな3秒ルールですが、2016年に再度詳しく検証されています。

今回はそんな3秒ルール(5秒ルール)の本当の部分と嘘の部分を紹介致します。

話のタネにご覧いただければ幸いです。

 

5秒ルールにおける床の素材と食べ物の種類の影響

まずはルールの確認です。

バクテリアは移動するのに時間が必要なので、食べ物を床に落としても5秒以内に拾えば大丈夫というものです。

3秒(5秒)以内に拾ってフーフーしてゴミを落とせば食べられるって感じです。

 

米国・ラトガース大学の研究者らがこの5秒ルールをより詳しくより厳密に研究が行っています。*3

今回の研究で調べたのが、床材の違い、食べ物の種類の違い、床に落としている時間の長さによって雑菌の付着具合に違いが現れるのか、5秒以内なら大丈夫なのかを調べています。 

 

床材の条件として

  • ステンレス
  • セラミック
  • 木材
  • カーペット

以上の4つの床が準備されました。

固くてツルツルした素材から、柔らかくてモコモコした素材まで用意しています。

 

また、床に落とす食べ物として

  • スイカ
  • パン
  • バターを塗ったパン
  • グミ

以上4種類の食品が準備されました。

水分の多いスイカやおやつとして食べられるグミ、朝食時に起こる悲劇のひとつであろうバターを塗ったパンなどが用意されています。

 

テスト時間として

  • 1秒未満
  • 5秒間
  • 30秒間
  • 300秒間

以上の4つの接触時間で実験が行われました。

落として即座に拾った場合や一般的な5秒ルールの場合、落としてしばらく気が付かなかった場合まで幅広い時間で調べています。

 

4×4×4=64とおりの条件でそれぞれ40回ずつ実験を行いました。

合計2,560回もの実験を繰り返し、食べ物への雑菌の付着具合について分析しています。

何度も繰り返してきっちり検証を繰り返したわけですね。

 

その結果、

  • 1秒未満でも雑菌は付着する
  • 水分の多い食べ物ほど影響が大きい(スイカ > バターを塗ったパン > パン > グミ)
  • カーペットが最も雑菌が付着しにくかった
  • 食べ物の種類と床の状態が大きく影響する
  • 床に落としている時間が長いほど雑菌が付きやすい

という結果になりました。

 

 

だいたいはイメージ通りの結果ではないでしょうか。

水分の多い食べ物ほど影響を受けやすいっていうのは思っていたとおりで、スイカを床にベチャっと落として拾ってそのまま食べる日本人は限りなく少ないでしょう。

せめて水道水で洗ってから食べるでしょう。

 

スイカを落とした場合なら水道水で洗えるのである意味マシかもしれません。

床は汚れて大変ですが…。

それに比べてバターのついたパンなんかの場合は洗うことはできません。

勿体無いですがゴミ箱行きが適切なのかもしれません。

この場合ならもったいないオバケは出てこないでしょう。

 

フランスパンみたいな厚みのあるパンであれば、バターのついた面のちょっと下あたりをを包丁などで切り取ればなんとか食べられるかもしれませんが、食パンみたいなパンの場合は薄く切るのは難しいでしょう。

4枚切りみたいに分厚いものであればなんとか可能でしょうか…。

いずれにしても朝食時に悲劇には変わりないでしょう。

 

3秒ルールの嘘と本当

さて、3秒以内(5秒以内)であれば雑菌がそれほどついていないっていう意味であれば3秒ルール(5秒ルール)は本当であると言えそうです。

実際落とした時間が長いほど雑菌の付着数は多くなりますからね。

3秒以内であれば雑菌の付着数は随分少なく済むでしょう。

 

ただし、安全かどうかは別問題です。

落とした食べ物の種類、落とした床の素材によって雑菌の付着数は大きく差が現れることになります。

 

また、付着した雑菌の種類、落とした物を食べる人の健康状態などによっては少ない雑菌数であっても安全とは言えません。

1秒未満でもお腹を壊してトイレとお友達になる可能性があります。

ということで、3秒以内(5秒以内)であれば食べても大丈夫という意味では3秒ルール(5秒ルール)は嘘であると言えるでしょう。

 

 

一言でまとめると、3秒ルール(5秒ルール)に関係なく、落とした食べ物は食べるなってことですね。

大好きなおやつであっても落とした食べないようにしましょう。

落とした物を食べてお腹を壊しても責任は負いかねますのでご注意ください。

5秒以内でも落とした物は食べちゃダメだよー!

 

参考文献

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