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死以外何でも治せるスーパーフード?ブラックシードのダイエット・健康効果のエビデンスを紹介

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いつもどおり適当に論文の検索をしておりますと、たまたま「Nigella sativa」という言葉が目に入りました。

「にげら?にじぇら?さてぃば?何やこれ?」

全く知らない言葉でした。

 

ということで、Google先生で「Nigella sativa」を検索すると「ニオイクロタネソウ」という植物のようで、「死以外は何でも治せる」スーパーフードとかなんとか。

ちょっと興味が沸いたのでNigella sativaについて調べてみたので、その情報をご紹介します。

 

Nigella sativa別名ブラックシードとは?

Nigella sativaはニゲラサティバと読むそうで、南ヨーロッパ・中東・南西アジアに自生する植物との事。*1

学名はNigella sativaらしく、英名はBlack Cuminとのことです。

 

和名はブラックシード、ローマン・コリアンダー、ブラックセサミ、ブラッククミン、オニオンシード、ニゲラサティバ、ニオイクロタネソウとのこと。*2

和名が多すぎて良く分からないことになっていますが、調べたところ日本では「ブラックシード」と呼ばれることが最も多いようなので、ここからは「ブラックシード」で統一していきます。

●●シードって食材が最近流行っていますしね。

なんとなくスーパーフードっぽい響きです。

 

ブラックシードは日本ではあまり馴染みのない植物ですがその歴史は古く、古代エジプト時代のお墓からも出土しているとのこと。*3

ブラックシードは種をスパイスとして利用したり、種から油を抽出して利用したりするようです。

 

西洋社会では古くから「死」以外何でも治せる万能薬として広まっているとのこと。

日本でも近年のスーパーフードブーム(?)の影響を受け、最強のスーパーフードとしてブラックシードが注目され始めたようです。

 

巷には胡散臭いスーパーフードが溢れています。

きちんと科学的な根拠があった上でスーパーフードともてはやすのであれば良いでしょうけど、根拠もなしに凄いというのはいかがなものか。

ということで、ブラックシードの研究も見てみましょう。

 

ブラックシード(Nigella sativa)のエビデンス

ブラックシードに関する研究の数は意外と多くて、PubMedで「Nigella sativa」で検索すると1,000件以上ヒットします。*4

「死」以外何でも治せる万能薬の名は伊達ではなく、実際に様々な健康効果が期待できるようです。

その中から信憑性の高そうなものをいくつかご紹介しましょう。

 

肥満予防・ダイエット効果

まず気になるのはダイエット効果ですよね。

ブラックシードには肥満予防・ダイエット効果があるようです。

 

2018年に行われた研究によると、ブラックシードを摂ることで体重が減少するとのこと。*5

ウエストサイズに関しては減少したという報告もあるものの、統計学的には有意差ありとまでは言えないようです。

 

ということで、ブラックシードがダイエットに良いという研究でした。

ブラックシードと体重の関係について調べた研究結果をまとめた研究なので信憑性はかなり高め。

ダイエット中の方で新しい物が好きな方は、ブームになる前に試してみてはいかがでしょう。

 

ブラックシードがダイエットに効果があるってことですが、まだ日本ではブームとまではいってません。

どっかのテレビ局がゴールデンタイムに放送している人気番組でブラックシードを取り上げると一気に人気が出てくるかもしれませんね。

 

ブラックシードの健康効果

「死」以外何でも治せる万能薬という名前のとおりブラックシードは健康にも良い影響を及ぼします。

 

2015年に行われた研究によれば、ブラックシードを摂取することで収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)の低下が見られたとのこと。*6

これもまとめ研究なので信憑性は高め。

実際の実験ではブラックシードオイル2.5mLを1日2回の摂取を8週間続けることで血圧が低下したとのこと。*7

 

1日で5mlということで、小さじ1杯分くらいでしょうか。

手軽に摂れるのもよさげ。

血圧が気になる方はブラックシードを摂ると良いかもしれません。

 

また、ブラックシードは血中脂質改善効果があるようです。

2015年に行われた研究によると、ブラックシードを摂ることで

  • 総コレステロール
  • LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
  • 中性脂肪

の低下が認められたとのこと。*8

HDLコレステロール(善玉コレステロール)に関しては効果が見られなかったようですが、ブラックシードの粉末の摂取でのみ効果が見られたとのこと。

 

さらに、ブラックシードは血糖値の改善にも効果があるようです。

2015年に行われた研究によると、ブラックシードを摂ることで糖尿病患者の血糖値の改善効果が認められたとのこと。*9

ブラックシードが血糖値の改善にも効果があるようですね。

ただ、血糖値に関しては動物実験の数は多いもののヒトを対象とした研究がまだ少ないので、今後の研究でさらにはっきりとした効果が分かるのではないかと思われます。

 

また、ブラックシードは妊活中の男性にも良いようです。

2014年に行われた研究によると、不妊治療を受けている男性68人を

  • ブラックシードオイルを1日に2.5ml×2回摂る
  • 関係のない普通の油を1日に2.5ml×2回摂る(プラセボ群)

以上に2つのグループに分けて2か月間過ごしてもらいました。

 

その結果、プラセボ群に比べてブラックシードオイルを摂ったグループは、

  • 精子の数が増加
  • 精子の運動性向上
  • 精子の正常形態率の向上
  • 精液量の増加

といった感じで妊娠に必要な精子の質と量が改善したとのこと。

妊活男性はブラックシードオイルを摂っておくと良いかもしれないですね。

 

ブラックシードの副作用

食品としてブラックシードを常識的な範囲で摂取したり、サプリメントを説明通りに摂取するのであれば副作用はほとんどなく安全であるとされています。

 

一応副作用として若干数報告されているのが皮膚の炎症です。

1997年には28歳男性がブラックシードオイルを肌に塗ったところアレルギーによる肌の炎症が起きたとのこと。*10

また、2002年には31歳女性がブラックシードオイルを含むスキンケア商品を使ったところ、アレルギーによる肌の炎症が起きたとのこと。*11

ということで、ブラックシードオイルによって肌のアレルギー反応が起きる可能性があるということですね。 

 

まあこのあたりのアレルギーによる肌の炎症に関してはブラックシードに限らずどのスキンケア商品でも起こりえることですね。

ほとんど気にする必要もありませんが、アレルギー体質の人は念のため気をつけた方が良いかもしれないって感じですね。

 

というか、ブラックシードの効果できちんとエビデンスのあるものは口から摂る経口摂取のものばかりで、ブラックシードオイルを肌に塗ることに効果があるのかは微妙なところ。

ブラックシードオイルを塗るのではなくて他のスキンケア商品を使う方が効果的でしょう。

変わったものが好きな方は試しても良いかもしれませんね。

 

 

まあ、ブラックシードは食品なんで安全性が高いのは当然といった感じです。

ということで、ブラックシードの副作用に関しては実質気にしなくて良いということになります。 

馬鹿みたいに大量摂取せず、常識的な範囲での摂取は安心して良いでしょう。

 

 

 

 

ブラックシードまとめ

「死」以外何でも治せる万能薬というのは少々大げさではありますが、ダイエット、血糖値、血圧、血中脂質の改善に効果のある食品と言えそうです。

あとはチラホラと抗炎症作用や免疫の調整、抗がん作用なんかが報告されてはいるものの、信憑性としてはいまひとつ。

 

まあ、肥満予防、血糖値改善、血圧低下、血中脂質の改善効果があれば十分でしょう。

というか、完全にメタボ予防に効果的ってことですね。

メタボが予防できれば大抵の生活習慣病も予防できることを考えればプチ万能薬と言っても良いかもしれませんね。

 

日本ではまだ流行っていませんが、いつか流行る時がくるかもしれません。

流行を先取りするってことで今からブラックシードを始めてみてはいかがでしょうか。

 

参考文献