朝食を抜くと太ると思っていませんか?
ダイエットのためには朝食を食べましょう!
なんて言われたりしますが、実は間違いなんです。
今回は朝食の摂取と体重・摂取カロリーの関係についてご紹介いたします。
朝食の有無と体重・摂取カロリーの関係
オーストラリア・モナッシュ大学の研究者らが朝食を食べる習慣と体重の変化、毎日のエネルギー摂取量に対する影響について調査を行っています。*1
研究は1990年1月から2018年1月の間に発表された研究のうち、信憑性の高い13件の研究データをまとめています。
13件のうち7件の研究で朝食を食べた場合と食べなかった場合とでの体重の変化を調べており、10件の研究で朝食と1日の摂取カロリーの関係について調べています。
「朝食を抜いたら太る」って言われるなら朝食を食べた場合と食べなかった場合とでの体重の変化を調べる必要があるわけです。
また、「朝食を抜いたら太る」って言われる理由として、朝食を食べないと昼食や夕食で食べ過ぎてしまって一日の摂取カロリーが増えてしまうからというもの。
ということで、朝食を食べた場合と食べなかった場合とでの摂取カロリーについて調べているわけですね。
さて、研究の結果
朝食を抜いてもには影響を及ぼさないことがわかりました。
また、朝食を抜いても1日の摂取カロリーが増えることはなかったとのこと。
むしろ朝食を食べた方が1日の摂取カロリーは高いとのこと。
朝食を抜いても太らない
「朝食を抜くと太る」とよく言われますが、今回の研究結果を見ると朝食を抜いたら摂取カロリーが増えて体重が増えるということはなさそうです。
朝食を食べる習慣のない人に対して、ダイエットのために朝食を食べるようにしましょうって案内するのは間違いかもしれません。
むしろ摂取カロリーが増えてしまうぶん体重が落ちない、下手すると体重が増えるなんてことに繋がるかも知れません。
朝食を摂る習慣のない人はダイエットのために無理に朝食を摂る必要はありません。
しかも今回掲載されたのはBMJという医学誌で、世界的にも信憑性の高い雑誌。
コンビニで売っている健康情報誌のTar●anなんとかとは比べものになりません。
朝食を抜くと太るというのは間違いと言って良いでしょう。
ただ間違えてほしくないのは、朝食を食べたらダメってことではありません。
普段から朝食を食べる習慣のある人は食べた方が良いでしょう。
朝食を食べる方が頭が良くなるという報告もあるくらいなので、朝食を食べる週間のある人はそのまま継続して朝食を摂るようにしましょう。