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ADHD対策には球技などの運動が効果的

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近年注目を浴びている発達障害。

発達障害とはADHD(注意欠如多動性障害)・ASD(自閉症スペクトラム障害)・LD(学習障害)といった脳機能の障害の総称です。

今回はその中のADHDに関して取り上げていきます。

 

ADHDとは?

ADHDとはAD(注意欠如)とH(多動)といった症状のある発達障害のひとつで、

  • 注意力がない(集中できない)
  • 落ち着きがない(喋りすぎてしまう)

といった特徴があります。

といっても、ADHDに関する専門家でもありませんし、ADHDに関しては様々なサイトで取り上げられていますので、そちらをご覧頂けると良いかと思います。

 

調べるのも面倒って方はADHDに関してわかりやすく書かれたマンガをご紹介しときます。↓

yuk2.net

yuk2.net

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ものすごくざっくり言えば…

  • 人の話を聞かずにマシンガントークを繰り出す人
  • 夏休みの宿題を8月後半まで手をつけない人
  • 行列に並んで待つことが苦手な人
  • 気がつくと貧乏ゆすりをしてしまう人

はAD(注意欠如)もしくはH(多動)の傾向があるってわけですね。

あっ、私も夏休みの宿題は夏休み後半まで残っていましたし、今も行列に並ぶのは苦手です…。

 

ADHD対策に効果的な方法は?  

そんなADHDですが、これといった解決策は現時点ではありません。

薬を使って症状を抑えるといった方法が定番でしょうか。

 

そんなADHD対策に関して、イラン大学の研究者らが最も効果的な方法(薬物療法を除く)は何かを調べています。*1

研究は1980年から2017年までに発表された研究の内、信憑性の高い18件の研究データをまとめるというメタ分析。 

 

ADHD対策にはいくつかの方法があるわけですが、いずれの方法もそれなりに効果がありました。

その中でも特にADHD対策に効果があったのは運動でした。

5つのカテゴリー49項目についてチェックを行ったわけですが、平均点数が最も高くなったのが運動です。

 

運動でも特に有酸素運動が最も効果的とのこと。

有酸素運動の中でも球技や格闘技といった刻々と変化する状況を判断して柔軟に対応するようなスポーツが効果的なようです。

ランニングといった同じ動作を繰り返す有酸素運動ではなく、例えばサッカーのような

  • ダッシュとジョグが混ざり
  • 前後左右あらゆる方向に動き
  • 刻々と変化するボールや敵味方の位置を瞬時に判断しながら
  • ボールを狙ったところに蹴る

といった複雑な動作が含まれているとADHDには効果的ってわけですね。

サッカーを例に挙げましたが、もちろんサッカー以外の球技でも良いでしょうし、空手や柔道のような格闘技でも良いでしょう。

興味のあるスポーツを行えば良いでしょう。 

 

 

ところが、残念なことにADHDの子供ほど運動をしていない割合が多いようです。*2

米国ブラウン大学の研究で、2016年に報告された全国健康調査のデータを分析したところ、ADHDと診断された子供はそうでない子供よりも身体活動が21%少ないという結果が見られました。

データ分析方法を変えてみるとますます差が開くという結果だったようです。

 

運動をした方が良い人の方が運動をしていないって状況なわけですね。

米国での研究ではありますが、日本でも同じような感じでしょう。

 

ADHD対策には運動を!

というわけで、ADHDの方は積極的に運動を行いましょう。

できれば球技や格闘技といった複雑な有酸素運動が良いんですが、好みの問題もあるかと思いますので、ランニングなどの有酸素運動でも良いでしょう。

小さな子どもであれば公園で走り回らせるのも良い運動になるでしょう。

 

実際スペインで行われた研究では、5分間の縄跳びもしくは30分間のランニングマシンか自転車こぎでADHDの症状にかなりの改善が見られたという報告もあるので、球技や格闘技といった複雑な有酸素運動でなくても良いかと思います。*3

 

ADHDの症状改善には、とにかく運動を行うことを意識すると良いのではないでしょうか。

 

 参考文献