昔から健康に良いと言われているオリーブオイル。
また、最近人気急上昇中のココナッツオイル。
では、どちらの方が健康に良いのでしょうか?
今回は定番オリーブオイルと新顔ココナッツオイルの健康効果の違い関する研究を紹介致します。
オリーブ vs ココナッツ vs バター
イギリス・ケンブリッジ大学などの研究者らが、オリーブオイル・ココナッツオイル・バターを摂った場合のコレステロールの変化について調べています。*1
実験は平均年齢60歳の男女(67%が女性)94人を対象に実施。
参加者を
- ココナッツオイルを摂るグループ
- オリーブオイルを摂るグループ
- 無塩バターを摂るグループ
以上の3つのグループにわけ、毎日50グラムずつ4週間継続して摂ってもらいました。
その結果、
- ココナッツオイル:-0.1
- オリーブオイル:-0.06
- 無塩バター:+0.34
- ココナッツオイル:+0.29
- オリーブオイル:+0.10
- 無塩バター:+0.09
- ココナッツオイル:+0.22
- オリーブオイル:+0.03
- 無塩バター:+0.42
悪玉コレステロールの割合
- ココナッツオイル:-0.07
- オリーブオイル:-0.07
- 無塩バター:+0.34
という結果になりました。
簡単に言えば、やっぱバターはダメだわってことですね。
オリーブオイルやココナッツオイルに比べて悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が跳ね上がっています。
飽和脂肪酸であるバターは摂り過ぎるといろいろと健康に問題があるってことは他の研究でも言われているわけで、この研究でも同じような結果となっています。
逆にココナッツオイルが思った以上に良いってこともわかります。
善玉コレステロールと言われるHDLコレステロールの増え具合が頭一つ抜けています。
健康に良いと言われまくっているオリーブオイルよりも明らかに増えています。
ココナッツオイルってバターと同じで身体に悪いと言われる飽和脂肪酸を多く含むんですが、むしろ健康に良いと言えるでしょう。
ココナッツオイルが毒という話は間違いであると言えるでしょう。
オリーブオイルもやっぱり健康に良いようですね。
悪玉コレステロールは減り、善玉コレステロールは増えています。
オリーブオイルが健康に良いという研究は枚挙に暇がないですしね。
ということで、ココナッツオイルが良いよって研究でした。
また、定番のオリーブオイルも健康に良いことが再確認できました。
オリーブオイルもココナッツオイルも、どちらも加熱に強いので加熱調理で使っても大丈夫でしょう。
特にココナッツオイルは飽和脂肪酸ってことで加熱しても酸化しにくい性質があります。
香りが気にならなければ炒めものなどに使っても良いかと思います。
とりあえず、コレステロールが気になるって方はオリーブオイルやココナッツオイルを使うようにしてみてはいかがでしょうか。