こんにちは。
奈良の加圧パーソナルトレーナー下司です。
筋トレで腰痛が酷くなったが続けるべきか否か?
お訪ねです。マラソンを始めて約5年。ジム通い約4年ですがジムでの筋トレを頑張りすぎ腰痛がひどくなり走れなくなります。 ジムは脱退してマラソンのみにするか、負荷を軽くしてジムの筋トレを続けていくか、かなり悩 んでいます。アドバイスお願い致します。
筋トレを止めてランニングのみにするべきか、負荷を軽くして筋トレを続けていくべきかという悩みですね。
筋トレは内容を見直して続けるべき
私の意見としては
筋トレは続けるべき
です。
筋トレをした方がランニングのパフォーマンスは高まりますからね。
もちろんマラソンのタイムにも影響してきます。
ただ、筋トレをすると腰痛が酷くなるのが悩みとのこと。
何らかの怪我をしているというわけでないのであれば、やり方が間違っているのに他なりません。
正しい筋トレをしていれば、筋トレを頑張ったからって腰痛にはなりません。
ただ、筋トレの内容に偏りがあったり、フォームに問題があれば腰痛が酷くなる可能性は考えられます。
筋トレの内容やフォームの見直しをするべきです。
筋トレの内容で多い間違いとして、股関節屈筋群(股関節を曲げる筋肉)はしっかり筋トレしているのに、股関節伸筋群(股関節を伸ばす筋肉)はあまり筋トレしていないというものです。
一言で言えば
お尻を鍛えているか
ってことです。
こういう種目をしているかってことです。
逆に太ももの前の筋肉を鍛える筋トレであったり、足上げ腹筋のように股関節を使う腹筋のトレーニングばかり行っていると腰痛が酷くなる可能性があります。
股関節屈筋群ばかり鍛えることで骨盤が前傾(前に傾くこと)し、骨盤から上についている背骨にも影響してしまいます。
本来背骨は緩やかなS字カーブを描いているのですが、骨盤が前傾するとS字カーブがきつくなります。
腰の反りがきつくなるわけです。
姿勢が悪くなるわけですな。
腰の反りがきつくなると腰の筋肉は縮こまった状態になってしまいます。
その状態でランニングを行っていれば腰痛が酷くなる可能性が高くなるわけです。
まとめ
ということで今回のまとめとして
- 筋トレは続けるべき
- 腰痛対策として筋トレの内容は見直す
ということになります。
筋トレのメニューやフォームに関しては専門家に見てもらうのが一番でしょう。
いくらネットで筋トレの情報見放題といっても、玉石混交の中から必要な情報だけ抜き出すのは至難の業です。
私でも簡単には無理なのでエビデンスを元に情報の取捨選択しているわけです。
先程紹介した動画も別に間違っているわけではないんですが、お尻を鍛えるには修正したいポイントがいくつかあるくらいです。
同じ種目であっても目的によって若干変わったりするので、そのあたりの見極めに関しては一般の方には少々難しいのではないでしょうか。
ということで、専門家であるパーソナルトレーナーに悩みを相談して筋トレのメニューを教えてもらいましょう。
筋トレの内容を見直せばきっとマラソンのタイムも改善することでしょう。