筋トレをすれば女性にモテるようになるというのは周知の事実でしょう。
えっ!?そうだっけ?
異論は認めません。
多くの男性はモテたいがために筋トレをしているのです。
ただ、筋トレをしたら本当にモテるのか不安で筋トレに身が入らない方もいらっしゃることでしょう。
そんな不安を解消するためにこの記事では
- 筋トレを行うと本当に女性にモテるのか?
- なぜ筋トレをすると女性にモテるのか?
- どこを鍛えれば女性にモテるのか?
ということに関して紹介しています。
モテたい男性の参考になれば幸いです。
筋トレをするとモテる?
女性が魅力的と感じる男性の身体的な特徴として、男らしく逞しい筋肉が挙げられます。
男性は女性に比べると筋肉が多く、その筋肉に魅力を感じるわけです。
本当なのかと疑問に思う方もいることでしょう。
実は筋肉が付くと女性にモテるという研究データはたくさんあるんです。
筋トレをするとモテるという理由を研究データを交えながらに見ていきましょう。
男女の筋肉量の差と差の大きい部位は?
まず、男性と女性でどれくらい筋肉量に差があるのか、どの部位に差があるのかを見てみましょう。
首都大学東京の研究者らは日本人の平均的な体格の大学生20人(男性10人、女性10人)の筋肉量を調べています。*1
その調査によると、男性は女性に比べて筋肉量が65%多いことが報告されました。(22.3kg vs 13.5kg)
やはり男性は女性に比べて明らかに筋肉量が多いと言えるでしょう。
平均的な体型の男女でこの差があるなら、筋トレをしている男性であればさらに差は広がるであろうと考えられます。
全体的な筋肉量に関しては分かりました。
では、どの部位で男女差が大きいのでしょうか?
脚の筋肉に関しては男性の方が53%多いということでそれほど男女差が大きいわけではありません。
一方、上半身の筋肉量は男性は女性に比べて
- 体幹の筋肉:76%多い
- 腕の筋肉:92%多い
というように、特に上半身の筋肉量で男女差が大きくなっています。
先程も話したとおり、一般的な体格の男女でこの差なので、筋トレをしている男性であれば上半身の筋肉量は女性の2倍を超えることもあるでしょう。
逞しい胸板や太い腕は男性の特長と言えるでしょう。
人は自分にはないものを自然と異性に求めると言われますよね。
女性にとって自分にはない筋肉の多さ。
そんな筋肉をたくさん持つ男性が魅力的に映るのでしょう。
女性は筋肉量の多い男性に魅力を感じる
さて、女性は本当に筋肉量の多い男性に魅力を感じるのでしょうか?
その疑問に関して米国・カリフォルニア大学で141人の女子大学生(平均年齢20.44歳)を対象に男性の理想体型の調査が行われています。*2
実験では、男性の体型のシルエットを何種類か見てもらい、それぞれに点数を付けてもらっています。
顔や服装などの影響を排除するためにシルエットだけを見て採点してもらったわけですね。
実験の結果、ガリガリの男性は性的魅力に欠けると評価されました。
筋肉量の少ない男性はモテないということです。
一方、女性は筋肉質な男性を好むということが分かりました。
ただ、この結果はアメリカ人の女性を調査した結果であって日本人には当てはまらないのではないかと思うかもしれません。
その点もきちんと調査が行われています。
女性は筋肉質な男性に魅力を感じるという傾向はアメリカ人・ウクライナ人・ガーナ人・中国人いずれの場合においても同様の傾向が見られたようです。
アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、どの人種であっても女性は男性の筋肉に魅力を感じるわけです。
もちろん我々日本人においても同様でしょう。
筋肉を鍛えれば女性にモテるということです。
ちなみにムキムキ・筋骨隆々にまでなると評価は下がってしまうもよう。
ある程度筋肉質な男性は魅力的に映るものの、ボディビルなどの競技選手ほどの筋肉になると魅力は大きく低下してしまうようです。
数値を見るとガリガリの男性並みに魅力評価が急降下してしまっています。
このあたりに関しては女性との普段の会話からも見受けられます。
「ボディビルとか気持ち悪くて嫌!」
「筋肉が付きすぎて変!!」
「肩が盛り上がり過ぎてて戸愚呂弟みたい!!!」
なんて意見が聞かれます。(実話)
う~ん、確かにちょっと苦手かも…。
決してボディビル競技を否定するわけではありませんが、モテるためには自己満足ではなく女性に魅力的だと評価してもらわなければなりません。
いかにデカくてキレていたとしても女性にダメだと言われたらモテないのです。
よって、女性にモテるためにはそこそこ筋肉質な身体になることが重要と言えるのではないでしょうか。
女性は強い男性に魅力を感じる
女性は筋肉質な男性に魅力を感じるということはわかりました。
次は少し違った観点から見てみましょう。
男性の性的魅力を左右する要素に力強さ・逞しさが挙げられます。
生物として子孫を残すということを考えると、女性は自然と健康的な肉体や力強さを備えた男性を選ぶようになっているのでしょう。
簡単に言えば強そうな男性がモテるというわけです。
ということで、オーストラリア・グリフィス大学の研究者らが女性を対象に男性の力強さに関して調査を行っています。*3
調査の目的は
- 力強さと男性の身体的魅力の関係は?
- 筋肉量と魅力の関係は?
- 女性は細身の男性に魅力を感じるのか?
- 男性のどの部位に魅力を感じるのか?
といったことを調べています。
実験では、女子大学生150人以上に上半身裸もしくはタンクトップ姿の男性の写真を見てもらい、
- 力強さを感じるか?
- 魅力的に感じるか?
に関して「1=全く感じない」から「7=非常に感じる」の7段階で評価をしてもらいました。
その結果、筋肉量が多い男性を力強い・逞しいと評価しました。
また、力強い・逞しく見える男性ほど魅力的に見えると評価されています。
グラフが3つありますが、左のグラフは上半身肌で正面からの写真、真ん中のグラフは上半身裸で横からの写真、右のグラフは上半身タンクトップで正面から写真を見たものです。
グラフは右に行くほど力強く感じ、上に行くほど魅力的に感じたということになります。
いずれのグラフも力強さを感じる男性ほど魅力的に見えるという結果になっていますね。
先程紹介した研究では筋骨隆々・ムキムキになると評価は下がるということでしたが、この研究ではその傾向は見られませんでした。
対象になった男性が大学生で筋骨隆々・ムキムキの生徒はいなかった可能性もありますが、少なくとも力強い(筋肉の多い)男性は女性から魅力的に見えると言えるでしょう。
また、男性的な濃い顔ではなく、中性的な顔を好むという女性は一定数いてます。
ということは、力強く逞しい身体ではなく細身で弱そうな身体の男性に魅力を感じる女性もいるのではないかと予想されます。
ところが、力強さを感じない細身の男性に対する魅力に関しては、一部の女性は魅力を感じると評価したものの、統計学的には細身の男性に魅力を感じる女性はいませんでした。
さらに、身長の高さや体脂肪の少なさよりも力強さを感じる男性の方が魅力的に見えるとのこと。
特に男性の上半身の筋肉に力強さや逞しさを感じる女性が多かったようです。
研究者曰く、男性の魅力の最大80%は力強さ・逞しさであるとのこと。
女性にモテるためには力強く、逞しい肉体であることが重要なようです。
力強く・逞しい肉体を手に入れるためには上半身の筋トレをしっかりと行いましょう。
女性にとって理想の男性の体型は逆三角形
力強く・逞しい男性の肉体が女性にとって魅力的であることは分かりました。
では、実際女性にとってどのような肉体の男性が魅力的に見えるのでしょうか?
そんな疑問に対して英国・ニューカッスル大学の研究者らが女性40人を対象に男性の理想的な体型を調査しています。*4
3Dソフトを使い、自分にとって理想の男性の体型を作ってもらいました。
↑こんなソフトを使って理想の身体になるよう調整をしてもらったわけですね。
出っ張ったり引っ込めたりしながら理想の体型を作ってもらいました。
その結果、
- BMI:25.9
- 腹囲:80.6cm
- 胸囲:104.6cm
- ウエスト・チェスト比:0.77
という結果となりました。
女性の理想は上半身がガッチリとした逆三角形体型の男性であることが示されました。
イギリスで行われた研究なのでそのまま日本人の体型に当てはまるわけではありませんが、ウエスト・チェスト比は大いに参考になるでしょう。
ちなみに国立国会図書館インターネット資料収集保存事業に掲載されている25~29歳の日本人男性の平均胸囲が90.6cm、腹囲が77.9cmとなっています。*5
この平均的な体格だとウエスト・チェスト比は0.86となります。
仮にウエストを75cmまで引き締めて胸囲を97.4cmまで大きくすればウエスト・チェスト比が0.77になるといった感じです。
腹囲:胸囲=0.77という黄金律を覚えておきましょう。
余談にはなりますが、同じ研究で男性にとって魅力的な女性の体型についても調査を行っています。
それによると、
- BMIは18.8
- ウエスト:バスト=0.69
- ウエスト:ヒップ=0.73
という体型が理想であるという結果となっています。
女性の場合は胸~ウエスト~お尻への曲線が重要なようです。
出るとこは出て、引っ込むとこは引っ込んでいるといういわゆる「ボン・キュッ・ボン」の体型と言えるでしょう。
ちなみに女性のファッション雑誌であるCanCan(キャンキャン)の読者1,000人の平均体型を調べた調査によると*6
- バスト:78.4cm
- ウエスト:60.6cm
- ヒップ:85.6cm
- ウエスト:バスト=0.77
- ウエスト:ヒップ=0.71
とのこと。
また、ワコール人間科学研究所の発表によると、20代女性の平均体型は
- バスト:81.3cm
- ウエスト:64.1cm
- ヒップ:87.6cm
- ウエスト:バスト=0.79
- ウエスト:ヒップ=0.73
とのこと*7
日本人にはウエスト・バスト比が0.69という理想は少々厳しいようです。
…(T_T)
無いものをねだっても仕方ありません。
大丈夫です。
私の調査では小さいのが好きな男性もそれなりに多いので、女性のモテボディのポイントはウエストとヒップです。
女性はウエストとヒップをしっかりと鍛えましょう。
閑話休題。
とりあえず男性は逆三角形の身体を目指して筋トレを行うと女性にモテるようになるでしょう。
数字を見ると、ウエストを引き締めるのも重要ですが、胸囲を大きくすることの方が大切と言えるかもしれません。
ウエストを細くするには限界がありますし、腰の筋肉や腹筋が付くことでむしろ太くなる可能性があります。
それよりも大胸筋や広背筋といった上半身の筋肉を鍛え、胸囲を大きくするようにすれば逆三角形の身体を作りやすいのではないでしょうか。
女性にモテる身体になるためには腹筋よりもベンチプレスやラットプルダウンで胸や背中の筋肉を鍛えましょう。
筋肉が多い男性はモテる
最後に米国・ピッツバーグ大学などの研究者らが行った研究を紹介しましょう。*8
研究者らがアメリカ人男性5,535人を対象に調査を行いました。
その結果、筋肉量が多い男性ほど
- 女性との交際人数が多い
- 過去1年間の女性との交際人数が多い
- 初めての性交渉年齢が低い
という結果が見られました。
筋肉量が多いほど女性にモテる
ということですね。
なぜ筋トレをすると女性にモテるのか?まとめ
ここまでの情報をまとめると、やはり筋トレをして筋肉をつければ女性にモテると言えるでしょう。
女性にモテるためには上半身、特に肩まわりや胸の筋肉を鍛えておくことが重要なようです。
上半身の筋肉は男性の力強さ・逞しさの象徴と言えます。
生物として子孫を残すということを考えると、強くて健康的である筋肉質な男性に自然と魅力を感じるようになっているのでしょう。
ただし、あまりにムキムキになり過ぎても魅力は低下してしまいます。
あまりに筋肉量が多いとむしろ健康に悪影響を及ぼす可能性があり、この場合も自然と魅力が低いと感じるようになっているのでしょう。
女性にモテるための腹囲と胸囲の比率は0.77です。
この黄金律ともいえる腹囲:胸囲の比率0.77を目指してトレーニングを行えば女性にモテること間違いありません。
モテたい男性は今すぐ上半身のトレーニングを行いましょう。
みんな筋トレ頑張ってね♪
※筋トレをしてもモテなかったとしても当ブログでは責任を負いかねますので予めご了承ください。
参考文献
*1:Sex differences in whole body skeletal muscle mass measured by magnetic resonance imaging and its distribution in young Japanese adults
*2:Why is muscularity sexy? Tests of the fitness indicator hypothesis. - PubMed - NCBI
*3:Cues of upper body strength account for most of the variance in men's bodily attractiveness
*4:What Is an Attractive Body? Using an Interactive 3D Program to Create the Ideal Body for You and Your Partner
*5:http://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/286890/www.meti.go.jp/press/20071001007/004_bessi.pdf
*6:女子1000人の平均体型!身長158.2cm、ウエスト60.6cm。気になるバストは?
*8:Costs and benefits of fat-free muscle mass in men: relationship to mating success, dietary requirements, and native immunity - ScienceDirect