テストステロンっていう男性ホルモンは男性にとって非常に大切なホルモンです。
男性ホルモンと効くと性欲ばかりイメージするかもしれませんが、筋肉量や筋力・肥満・骨密度・やる気や競争心・幸福度などにも影響します。
そんなテストステロンですが、睡眠中にたくさん分泌されるということで、睡眠時間が短かったり睡眠の質が悪いと低下することが知られています。
そんな睡眠とテストステロンの関係についてですが、シカゴ大学などの研究者らが1週間睡眠不足だったらテストステロンの量はどう変化するのか調べています。*1
実験は健康な男性10人に
- 自宅で1週間8時間睡眠(23~7時まで)
- 実験室で3日間10時間睡眠(22時~8時まで)
- 実験室で8日間5時間睡眠(0時半~5時半まで)
という感じで睡眠時間を変えて寝てもらい、睡眠の深さやホルモン分泌の変化を調べています。
で、5時間に睡眠時間を制限したところ、日中のテストステロンレベルが10~15%減少したとのこと。
テストステロン濃度が10~15%も低下するというのは結構な落ち幅でして、老化によるテストステロン濃度の低下が年間1~2%ということを考えると10歳分くらいホルモンが減るってことですね。
男性ホルモンであるテストステロンが減少すると、
- やる気の低下
- 性欲の減退
- 集中力の低下
- 眠気の増加
といった症状が現れたりするので、仕事などにも悪影響を及ぼしてしまうようです。
睡眠不足は男性の健康に物凄く悪影響ということですね。
日本人の4割は睡眠時間が6時間以下という報告もあるので要注意です。
どうも最近やる気が出ないって男性は睡眠時間を見直してみると良いかもしれませんね。